当社では、伊方発電所構内に、重要な機能を集約した耐震性の高い新事務所を建設することとし、平成22年4月から工事を進めておりましたが、このほど工事が完了し、12月中旬を目途に新事務所の運用を開始することとなりましたので、お知らせいたします。
これは、平成19年7月に発生した新潟県中越沖地震による東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所の被災状況を踏まえ、耐震性向上対策の一環として実施したものです。
新事務所は、大地震直後においても初動対応や執務機能を維持できる免震構造を採用しているほか、原子力災害時に発電所での対応活動の拠点となる緊急時対策所を、現在の事務別館地階から放射線遮へい設計を採用した新事務所2階に移設いたします。
さらに、災害時におけるライフラインを確保するため、災害対策活動に必要な電力・給排水の機能が維持できる設備を設置するなど、防災機能を一段と高めております。
当社は、引き続き、福島の事故を踏まえた耐震性向上対策を着実に進め、更なる安全・安心の確保に万全を期してまいります。
<新事務所の概要>
構造 |
鉄筋コンクリート造(免震構造) |
階数 |
7階建(高さ 約32m) |
延床面積 |
約6,770m2 |
建築面積 |
約1,000m2 |
建設費用 |
約40億円 |
(添付資料) 新事務所概観・概要図
以上
新事務所概観・概要図
〔概観〕 |
〔概要図〕 |
〔建設位置〕