平成24年01月06日
四国電力株式会社

伊方発電所2号機第23回定期検査の実施について

 伊方発電所2号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力56万6千キロワット)は、1月13日から運転を停止し、第23回定期検査を以下のとおり実施する予定です。
 なお、東日本大震災による津波に起因する福島第一・第二原子力発電所の事故を踏まえて、伊方発電所の更なる安全確保に万全を期すために必要となる重要な機器について、詳細な点検を実施します。

 これにより、伊方発電所が全号機停止となるため、一段と厳しい需給状況となりますが、当社といたしましては、引き続き、あらゆる手段を尽くして、電力の安定供給確保に万全を期してまいります。


1.主なスケジュール

定検開始日:平成24年1月13日
送電開始日:平成24年3月18日(目処
定検終了日:平成24年4月12日(目処) 

※福島第一原子力発電所の事故等を踏まえて、定期検査期間・停止期間は延長する可能性がある
 

2.検査を実施する主な設備

原子炉および原子炉冷却設備
計測制御系統設備
燃料設備
原子炉格納設備
放射線管理設備
廃棄物処理設備
非常用予備電源設備
タービン、発電機および付属設備
 

3.安全系機器に係る特別点検

 東日本大震災による津波に起因する福島第一・第二原子力発電所の事故を踏まえて、重要な機器について詳細な点検を実施します。

 ○主な対象機器(※は追加点検機器)
・非常用ディーゼル発電機2A、2B
・海水ポンプ2A、2B、2C、2D
・タービン動補助給水ポンプ


4.燃料集合体の取替

 燃料集合体全数121体のうち、28体を新燃料に取り替える予定です。


5.定期検査中に実施する主要な工事等

・耐震性向上工事
耐震安全性に関する信頼性を更に向上させる観点から、主給水設備配管等の支持構造物の補強を行います。
 

(参考)福島の事故を踏まえた安全対策の進捗状況

 当社は、福島第一・第二原子力発電所の事故を踏まえ、安全対策を進めているところですが、伊方発電所において、今回の定期検査期間中に完了する予定のものは、以下のとおりです。

・外部電源の多様化
  (隣接する変電所から構内まで配電線を敷設※1および受電盤の設置)
・海水ポンプモータの予備品配備
・海水取水用水中ポンプの配備※2

※1:2ルートのうち1ルートは敷設済み
※2:1,3号機は配備済み




以上

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