伊方発電所につきましては、現在、全号機(3基)が、定期検査により運転を停止しております。
このうち、3号機については、3月26日に、原子力安全・保安院から、ストレステストの一次評価について、「妥当」との評価結果をいただき、今後、原子力安全委員会において審査いただくこととなっております。当社といたしましては、引き続き、今後の国の審査等に適切かつ真摯に対応するとともに、地元の皆さまのご了解を得て、一日も早く運転再開できるよう、全力を尽くしてまいります。
一方、電力の需給面については、今冬は厳しい寒波に見舞われ、冬季最大電力の記録を更新するなど、緊張した需給運用が続きましたが、お客さまの節電のご協力もあって、何とか乗り切ることができました。今後もあらゆる手段を尽くして、電力の安定供給に万全を期してまいる所存です。
(参考1)伊方発電所3号機のストレステスト審査状況
日時 |
内容 |
H23.11.14 |
ストレステスト1次評価報告書を保安院へ提出 |
H24.2.24~25 |
保安院の現地調査 |
3.19 |
意見聴取会(H23.11.29から計7回を経て終了) |
3.26 |
保安院が、報告書を妥当とする旨の審査書を安全委員会に提出 |
(参考2)今冬の供給対策
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・長期計画停止中火力の戦列復帰(阿南2号機) |
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・自家発等からの調達や水力・火力の点検時期調整 |
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・融通送電の取り止め など |
◇今冬の最大電力発生日(2月2日)における需給バランス (発電端)
最大電力(A) |
供給力(B) |
予備率((B-A)/A) |
522.2万kW |
534 ⇒ 538※万kW |
3.0% |
※ 火力発電所(坂出3号機、阿南3号機等)の過負荷運転により供給力を上積み