深夜電力計量用として取付している「変成器付計器とタイムスイッチ(以下「TS」という)・電磁接触器(以下「MC」という)の接続位置誤り」については、昨年、対象となるお客さま173件全数を調査した結果5件の接続位置誤りを発見いたしました。 (平成23年11月1日お知らせ済み)
上記以外のお客さまで「電力量計とTS等」の接続位置誤りにより、TS等の内部消費電力を計量する可能性のある18.4万件については、別途、接続位置の確認調査を進めてまいりましたが、平成24年3月末までに全数調査を完了し、127件の接続位置誤りを発見いたしました。
当該お客さまには事情をご説明し、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げるとともに、平成24年3月末までに接続位置誤りの改修工事を実施し、同年7月末までに電気料金の精算手続きを完了いたしました。
当社としては、今後同様の事象を発生させないよう、再発防止の徹底に努めてまいります。
なお、今回の調査結果および再発防止対策については、本日、経済産業省四国経済産業局に報告いたしました。
<配線状況>
(※1)深夜用電力量計:お客さまの電力使用量を計量する装置
(※2)タイムスイッチ:毎日一定の時間のみ通電するよう、電気を自動で入切(制御)する装置
(※3)電磁接触器:お客さまの契約容量が大きい場合、タイムスイッチで直接電気を入切できないため、
タイムスイッチで制御し、大電流の入切を行うための開閉装置
<調査結果>
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契約種別(現行) |
調査件数 |
接続位置誤り件数 |
前回 |
深夜電力契約・電灯契約 |
173件 |
5件 |
今回 |
深夜電力契約 |
14.5万件 |
94件 |
電灯契約 |
3.9万件 |
33件 |
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小 計 |
18.4万件 |
127件 |
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計 |
18.4万件 |
132件 |
(注)接続位置誤りの場合、TSとMCの内部消費電力※が計量され、お客さまの電気料金に加算される。
※内部消費電力:TS(電子式[1W]・機械式[5W])、MC[1~5W程度]
[別紙] 発生原因と再発防止対策等について
以上
発生原因と再発防止対策等について
1.発生原因と再発防止対策
(1)発生原因
・新設時:当社社員の工事指示不足、工事業者の施工誤り など
・竣工検査時:当社社員の確認不足
(2)再発防止対策
・竣工検査者に対し、竣工検査時に計器とTS・MCの確実な接続位置確認を実施するよう、教育・指導を行いました。
・工事業者に対し、計器とTS・MC施工時の確実な接続位置確認の実施について、指導を行いました。
また、新設工事時に工事業者へ渡している工事指定図に、計器とTS・MCの正しい位置関係を明記のうえ、工事業者に都度配布することで、注意喚起を強化いたしました。
・計器関係業務の全従事者に対し発生事象の内容を周知し、再教育を行いました。
今後とも、当社・四電工での新任担当者研修や、電気工事業者への技能取得・維持研修を通じて教育を継続することとし、再発防止の徹底に努めてまいります。
2.お客さまへの対応
・接続誤りの改修工事は、お客さまに状況を説明・お詫びしたうえで、実施いたしました。
・また、加算されていた電気料金については、接続位置誤りによりTSの内部消費電力分を計量していた期間を特定し、お客さまと協議したうえで、払い戻しを実施いたしました。