平成24年08月16日
四国電力株式会社

電力量計とタイムスイッチ等の接続位置誤りについて

 深夜電力計量用として取付している「変成器付計器とタイムスイッチ(以下「TS」という)・電磁接触器(以下「MC」という)の接続位置誤り」については、昨年、対象となるお客さま173件全数を調査した結果5件の接続位置誤りを発見いたしました。 (平成23年11月1日お知らせ済み)

 上記以外のお客さまで「電力量計とTS等」の接続位置誤りにより、TS等の内部消費電力を計量する可能性のある18.4万件については、別途、接続位置の確認調査を進めてまいりましたが、平成24年3月末までに全数調査を完了し、127件の接続位置誤りを発見いたしました。

 当該お客さまには事情をご説明し、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げるとともに、平成24年3月末までに接続位置誤りの改修工事を実施し、同年7月末までに電気料金の精算手続きを完了いたしました。

 当社としては、今後同様の事象を発生させないよう、再発防止の徹底に努めてまいります。

 なお、今回の調査結果および再発防止対策については、本日、経済産業省四国経済産業局に報告いたしました。

<配線状況>

    配線状況

(※1)深夜用電力量計:お客さまの電力使用量を計量する装置
(※2)タイムスイッチ:毎日一定の時間のみ通電するよう、電気を自動で入切(制御)する装置
(※3)電磁接触器:お客さまの契約容量が大きい場合、タイムスイッチで直接電気を入切できないため、
             タイムスイッチで制御し、大電流の入切を行うための開閉装置

 

<調査結果>

 

  契約種別(現行)  

  調査件数  

  接続位置誤り件数  

  前回  
報告

深夜電力契約・電灯契約

173件  

5件  

今回
報告

深夜電力契約
(第2深夜電力、深夜電力Bを含む)

14.5万件  

94件  

電灯契約
  (季節別時間帯別電灯、時間帯別電灯)  

3.9万件  

33件  

小 計

18.4万件  

127件  

18.4万件  

132件  

(注)接続位置誤りの場合、TSとMCの内部消費電力が計量され、お客さまの電気料金に加算される。
   ※内部消費電力:TS(電子式[1W]・機械式[5W])、MC[1~5W程度]

 

[別紙] 発生原因と再発防止対策等について

以上


(別紙)

発生原因と再発防止対策等について

 

1.発生原因と再発防止対策

 (1)発生原因      

   ・新設時:当社社員の工事指示不足、工事業者の施工誤り など

   ・竣工検査時:当社社員の確認不足

 

 (2)再発防止対策

   ・竣工検査者に対し、竣工検査時に計器とTS・MCの確実な接続位置確認を実施するよう、教育・指導を行いました。

   ・工事業者に対し、計器とTS・MC施工時の確実な接続位置確認の実施について、指導を行いました。
また、新設工事時に工事業者へ渡している工事指定図に、計器とTS・MCの正しい位置関係を明記のうえ、工事業者に都度配布することで、注意喚起を強化いたしました。

   ・計器関係業務の全従事者に対し発生事象の内容を周知し、再教育を行いました。

 今後とも、当社・四電工での新任担当者研修や、電気工事業者への技能取得・維持研修を通じて教育を継続することとし、再発防止の徹底に努めてまいります。

 

2.お客さまへの対応

 ・接続誤りの改修工事は、お客さまに状況を説明・お詫びしたうえで、実施いたしました。

 ・また、加算されていた電気料金については、接続位置誤りによりTSの内部消費電力分を計量していた期間を特定し、お客さまと協議したうえで、払い戻しを実施いたしました。




以上

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