- 平成24年9月に、当社から愛媛県ほか関係自治体に通報連絡した事象は以下の1件です。本事象は、法律に基づく報告事象に該当するものではなく、また、環境への放射能の影響もありませんでした。
事 象 | 発生月日 | 発表月日 | 県の公表区分 |
---|---|---|---|
伊方発電所 地震感知について | 9月8日 | - | C |
- 過去に発生した以下の通報連絡事象について、その後の調査結果を踏まえた原因と対策をとりまとめ、愛媛県ほか関係自治体に報告書を提出いたしました。
事 象 | 発生月日 | 発表月日 | 県の公表区分 |
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伊方発電所 雑固体焼却設備排気筒じんあいモニタの不調について | 2月29日 | 2月29日 | B |
県の公表区分 | A:即公表 |
B:48時間以内に公表 | |
C:翌月10日に公表 |
(別紙1)伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成24年9月分)
以上
伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成24年9月分)
伊方発電所 地震感知について
9月8日10時41分頃、伊予灘を震源とする地震が発生し、伊方発電所において7ガルを観測しましたが、設備に異常はなく、伊方発電所の運転に影響はありませんでした。
(参考)伊方発電所の観測ガル数
1号機:5ガル(定期検査中)
2号機:7ガル(定期検査中)
3号機:6ガル(定期検査中)
伊方発電所における通報連絡事象の報告書概要
伊方発電所 雑固体焼却設備排気筒じんあいモニタの不調について
○事象
2月29日1時6分頃、停止中の雑固体焼却設備において、焼却炉排気筒じんあいモニタの不調を示す信号が発信しました。
調査の結果、当該モニタ検出部のじんあい捕集用ろ紙がずれたため、ろ紙切れ検知センサーが動作したものと判明しました。その後、当該ろ紙を取り替えて、正常に動作することを確認し、同日11時10分、通常状態に復旧しました。
雑固体焼却設備は停止中であり、排気筒からのガス放出等はなかったことから、放射能による周辺環境への影響はありませんでした。
○原因
調査の結果、ろ紙にたるみが生じないように一定の張力を加えてろ紙を検出器に供給する「供給側スプール」において、供給側ろ紙がたるみ、ろ紙ずれが発生したが、ろ紙切れ検知センサの検知幅がろ紙ずれ幅に対して小さかったことで、測定に支障の無い範囲のろ紙ずれに対し、「ろ紙切れ」を示す信号の発信に至ったものと推定しました。
○対策
- 当該モニタおよび同型式のモニタについて、同様のろ紙ずれが発生しても、ろ紙切れと検知しないように、ろ紙切れ検知センサをろ紙上部へ追加します。
- 供給側スプールにおいて、ろ紙がたるみ、ろ紙ずれの要因となる可能性のある部品について、確認方法を徹底するよう、作業要領書を変更し、今後の点検時に健全性を確認します。
(印刷用) 伊方発電所 雑固体焼却設備排気筒モニタ系統概略図 (PDF-53KB)