- 過去に発生した以下の通報連絡事象について、その後の調査結果を踏まえた原因と対策をとりまとめ、愛媛県ほか関係自治体に報告書を提出いたしました。
事 象 | 発生月日 | 発表月日 | 県の公表区分 |
---|---|---|---|
伊方発電所3号機 変圧器消火装置の不具合について | 1月10日 |
2月12日 |
C |
県の公表区分 | A:即公表 |
B:48時間以内に公表 | |
C:翌月10日に公表 |
- なお、平成25年2月に、当社から愛媛県ほか関係自治体に通報連絡した事象はありませんでした。
以上
伊方発電所における通報連絡事象の報告書概要
伊方発電所3号機 変圧器消火装置の不具合について
○事象
1月10日14時40分頃、定期検査中の伊方発電所3号機において、変圧器の消火装置の定期放水試験を実施したところ、配管の水噴霧ノズルから水が出なかったことから、変圧器消火装置に不具合があることを確認しました。調査の結果、変圧器の消火水配管に設置されている減圧弁の不具合を確認しました。
その後、当該弁の分解点検を行い、弁を構成する配管内に異物があることを確認したことから、異物を除去し、当該箇所を清掃しました。点検後、当該弁を復旧し、1月16日14時45分、通常状態に復旧いたしました。
○原因
調査の結果、炭素鋼製である消火用水配管内面において発生した錆が剥離して、その錆が当該減圧弁内に流入し、当該弁の配管に異物として蓄積し、詰まり気味になっていた。このため、今回の放水テストの際に当該配管が閉塞状態となり、減圧弁が開動作せず、水噴霧ノズルから消火水が出なかったものと推定しました。
○対策
- 当該減圧弁の分解点検を行い、異物の除去および清掃を実施し、正常に動作することを確認しました。
- 消火用水配管に設置されており、錆が詰まる可能性がある同型式の減圧弁1台について、点検を実施します。
- 当該減圧弁および同型式の減圧弁1台については、今後、5年に1回、定期的に分解して清掃を実施します。
(印刷用) 伊方発電所3号機 消火用水系統概略図 (PDF-14KB)