平成25年04月26日
四国電力株式会社

今夏の需給見通しと諸対策について
~「原子力の再稼働がないとした場合」~

 当社では、原子力の再稼働がないとした場合の今夏の需給見通しと対策について検討を進め、先般、国に報告しておりました。このたび、国の審議結果等を経て、最終的な内容が固まりましたので、お知らせいたします。

 今夏については、先般発表(4月9日)のとおり、仮に、伊方3号機が再稼働できない場合でも、需要面で節電の定着効果が見込めることに加え、供給面では、火力の定期検査の繰り延べを行うことなどにより、猛暑となった場合でも、供給予備率5%程度以上を確保できる見通しであります。
(※節電の定着効果として▲5.2%(平成22年度比)と評価し、これを目安に織込んだ)

 このため、数値目標を掲げての節電のお願いはいたしませんが、伊方発電所全号機が停止する中、依然として当社の需給状況が厳しいことに変わりはないことから、引き続き、お客さまには効率的な電気のご使用や無理のない範囲での節電をお願いさせていただきたいと存じます。
 お客さまにはご迷惑をおかけいたしますが、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

 当社としては、今後ともトラブルの未然防止に努め、電力の安定供給に万全を期すとともに、地元の皆さまのご理解を得て、一日も早く伊方発電所を再稼働できるよう、引き続き全力を尽くしてまいります。
 

以上

 

<参考1>今夏の需給バランス見通し(4月9日発表値から変更ありません)
原子力の再稼働がないとした場合の今夏の需給見通し(現時点)


<参考2>今夏の需給に関する諸対策

img11.gif供給面での対策

  • 火力の定期検査繰り延べ(予定)
    [対象ユニット] 阿南2号機(22万kW),4号機(45万kW),坂出3号機(45万kW)
  • 火力の増出力運転(合計3万kW)
    [対象ユニット]  阿南3号機,4号機,坂出1号機,3号機,4号機
  • 自家発等からの受電(合計14万kW)


img10.gif需要面での対策

  • 7月から9月までの間、お客さまに無理のない範囲での節電をお願い
    (この間、需給状況に関する情報提供として「でんき予報」を当社ホームページに掲載)

このほか、万一のリスクに備え需給の安定にさらなる万全を期す観点から、不測の事態発生時にお客さまに負荷の抑制をお願いするメニューについて、今後、詳細な検討を進めてまいります。





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