伊方発電所雑固体処理建屋(管理区域内)において、本日10時44分頃、高圧圧縮減容装置の点検後の試運転のため、放射性固体廃棄物が入った小型ドラム缶の圧縮作業工程中に、圧縮後の小型ドラム缶(廃棄体)がテーブル上に残るべきところ、金枠・金型と一緒に上昇し、途中で落下しました。
落下した廃棄体が、テーブルストッパ駆動用油供給ホースに接触し、ホースの継手部から油が漏えいしました。
その後、ホースの継手部を増し締めし、油圧をかけて漏えい確認をした結果、当該ホースおよび継手部に漏えいはなく、異常のないことを確認しました。
なお、油の漏えい量は、約180ccであり、全て回収しました。
また、廃棄体表面を測定した結果、放射性物質は検出されませんでした。
今後、詳細調査を行うこととします。
本事象によるプラントへの影響はなく、また、環境への放射能の影響もありません。
本事象は、法律に基づく国への報告事象に該当するものではありません。
以上
(添付資料)
(印刷用)伊方発電所 高圧圧縮減容装置概略図(PDF-64KB)