平成25年10月31日
四国電力株式会社

平成25年10月 社長定例記者会見の概要

平成25年10月31日、千葉社長が「平成25年度第2四半期連結決算の概要」を中心に説明を行いました。

【平成25年度第2四半期連結決算の概要】
(詳しくは「平成25年度第2四半期連結決算の概要」をご覧ください。)

(電力需要)
 上期の電灯電力需要は、前年同期に比べ0.9%減の135億86百万kWhとなりました。
 このうち、家庭用などの電灯需要は、前年同期並みとなりましたが、産業用の大口電力は、生産活動の弱含みなどから、3.3%減となりました。
 また、電力他社への融通送電等も、前年同期に比べ29.7%減の4億70百万kWhとなりました。
 この結果、電灯電力需要に、融通送電等を加えた総販売電力量は、前年同期に比べ2.3%減の140億56百万kWhとなりました。

(電力供給)
 水力は、渇水となったことから、前年同期に比べ、33.2%減の15億86百万kWhとなりました。
 火力は、前年同期に比べ、4.5%増の133億89百万kWhとなりました。
 なお、原子力は、引き続き伊方発電所が全号機停止しており、発電電力量はゼロとなっております。

(収支状況)
 営業収益いわゆる売上高については、総販売電力量は減少したものの、電気料金の値上げによる電灯電力収入の増加や、再生可能エネルギー固定価格買取制度に基づく費用負担調整機関からの交付金の増加などにより、前年同期に比べ8.9%増、245億円増収の2,985億円となりました。

 営業費用については、渇水や円安の影響等により、需給関連費(燃料費+購入電力料)が増加したものの、人件費や修繕費をはじめ経営全般にわたる費用削減に努めたことなどから、前年同期に比べ4.2%増、121億円増加の3,028億円にとどまりました。

 以上の結果、営業損益は、前年同期に比べ、124億円改善の42億円の損失となり、支払利息など営業外損益を差引き後の経常損益は129億円改善の67億円の損失、また、純損益につきましては118億円改善の32億円の損失となりました。
 こうした状況を踏まえ、今年度の中間配当につきましては、既にご報告のとおり見送りとさせていただきます。

 なお、今回の決算値につきましては、本年8月に公表しました業績予想値と比べると、その後の情勢変化により差異が生じています。
(詳しくはPDFマーク「平成26年3月期第2四半期累計期間の連結業績予想と決算値との差異に関するお知らせ」(PDF-81KB) をご覧ください。) 

具体的な数値は、

 ・売上高は、当初の見通しに比べ電灯電力需要が増加したことなどに伴い、予想値より35億円増加。

 ・損益は、売上高の増加に加え、当初の見通しに比べ燃料価格が低下したことにより需給関連費が減少したことや、経費削減を一層推し進めたことなどにより、営業損益については67億円、経常損益については72億円、純損益については57億円、それぞれ予想値から赤字幅が縮小いたしました。

 次に、財政状態、すなわちバランスシートについて、説明いたします。
 (詳しくは「平成25年度第2四半期連結決算の概要」をご覧ください。)

 資産は、事業用資産が前年度末並みとなりましたが、売掛金が増加したことや固定資産税の前払いなどにより、前年度末に比べ171億円増加の1兆4,025億円となりました。
 また、負債は、社債・借入金が増加したことから、前年度末に比べ190億円増加の1兆1,192億円となりました。
 一方、純資産は、純損失の計上などにより、前年度末に比べ19億円減少の2,832億円となりました。

 続いて、平成25年度通期の見通しですが、売上高予想については本年8月に公表した数値から変更はありません。
 また、損益予想と期末配当予想につきましては、前回公表時点と同じく、伊方発電所3号機の再稼働時期を見通すことが難しい状況にあることから、引き続き未定としております。
 今後、予想が可能となった時点で、速やかにお知らせいたします。
 

以上
 

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