平成26年02月27日
四国電力株式会社

平成26年2月 社長定例記者会見の概要

 平成26年2月27日、千葉社長から「平成25年度業績予想の公表ならびに期末配当の見送り」について説明しました。

 

【平成25年度業績予想の公表】
(詳しくは「平成25年度 業績予想の公表について」をご覧ください)

 当社の平成25年度通期の業績予想につきましては、 昨年8月、電気料金値上げの認可時に、売上高をお知らせいたしておりましたが、損益につきましては、伊方3号機の再稼働時期が不透明であることなどから、未定といたしておりました。
 皆さまご存知のとおり、伊方3号機については、現在、原子力規制委員会による適合性審査が精力的に進められており、当社としても、その対応に全力で取り組んでいるところでありますが、誠に残念ながら、現時点において、今年度中の再稼働の見通しは立っておりません。

 このような中、私どもとして、一日も早い再稼働を目指すという方針に、いささかも変わりはありませんが、今年度も残りあと1ヵ月という状況を踏まえ、適時情報開示の観点から、伊方3号機が今年度中は再稼働できないとの前提で、本日、通期の業績予想を公表することといたしました。

・売上高については、昨年8月に公表した値と同じ6,300億円と予想しております。
・また、利益につきましては、経営全般にわたる費用削減に努めているものの、伊方3号機の再稼働遅れに伴い、需給関連費が大幅に増加することなどから、営業損益は75億円の損失、経常損益は120億円の損失、当期純損益は90億円の損失と予想しております。

 連結での業績が、通期で営業損失となるのは2期連続2回目、経常損失・当期純損失となるのは3期連続3回目であります。

 参考として、当社単独ベースの業績予想値については、
連結と同様、営業損益ならびに経常損益は、それぞれ125億円、160億円の損失と予想しております。一方で、当期純損益については、230億円の利益を見通しておりますが、これは、当社の財務基盤の毀損を防ぐことを目的に、持株比率100%の連結子会社から受け取る予定の特別配当340億円を、特別利益として計上することによるものです。
 なお、この特別配当は連結子会社からの配当であるため、先ほどご説明した連結の業績に与える影響はありません。


 
【平成25年度期末配当の見送り】
(詳しくは「平成25年度期末配当の見送りについて」をご覧ください。)

 当社においては、ただ今ご説明いたしましたとおり、 当期に多額の経常損失が見込まれることに加え、今後についても、当面の間は、不透明かつ厳しい事業環境が続くことが予想されます。
 こうした状況を踏まえ、平成25年度の期末配当については、大変心苦しい限りでございますが、見送ることといたしました。
 年間を通じて配当を見送るのは、2期連続であり、当社創立以来3回目となります。
 当社といたしましては、このように非常に厳しい経営状況を打開するためにも、一日も早い伊方発電所の再稼働、ならびに経営全般にわたる徹底した効率化に全社一丸となって取り組んでまいる所存であります。
 その上で、できる限り早期に、当社グループの業績と財務体質の改善を図り、お客さまや株主の皆様といったステークホルダーのご期待に応えられる健全な事業運営に復帰してまいりたいと考えております。




以上

戻る

Copyright(C)YONDEN
Shikoku Electric Power Co.,Inc. All rights reserved. / Kagawa,Japan