平成26年11月25日
四国電力株式会社

平成26年11月社長定例記者会見の概要

平成26年11月25日、千葉社長が「伊方発電所の基準地震動」「スマートメーターの設置開始」について、説明いたしました。

【伊方発電所の基準地震動】 
 今月7日に開催された原子力規制委員会の審査会合において、伊方発電所の基準地震動に関する審議が行われました。
 この中で当社は、「震源を特定して策定する地震動」、つまり、中央構造線断層帯に関する地震動の評価について、前回9月12日の会合で頂いたコメント等への回答を行うとともに、それらを踏まえた再評価の結果として、基準地震動Ss-1については、9月の審査会合でお示しした値と同じ650ガル、また、このSs-1の波形を一部の周期帯で上回る8つの波を、基準地震動Ss-2として設定することを説明いたしました。
 これに対し、規制委員会からは、「震源を特定して策定する地震動については、必要な回答がなされた」として、当社の考え方を概ね了承する旨の見解が示されました。
 これまでの審査では、中央構造線断層帯という長大断層について、その不確かさをどこまで見積もるかということなどに関して、1年余りにわたり、議論を積み重ねてまいりましたが、今回、規制委員会のご理解を得るに至ったことは、審査の進捗において一歩前進したものと考えております。
 一方で、「震源を特定せず策定する地震動」については、5月23日の審査会合でのコメント、つまり、「鳥取県西部地震を地域差の観点から検討の対象外とする理由」について、当社としての考え方を再整理し、ご説明いたしましたが、規制委員会からは、より深い部分での地質構造の差などを追加検討するようにとのコメントを新たに頂戴しており、現在、その対応を検討しているところであります。
 現時点で、今後の審査スケジュールを具体的に申し上げることはできませんが、当社としては、頂いたコメントに対する検討を速やかに進め、一日も早く、伊方発電所の基準地震動を確定できるよう、引き続き、全力で取り組んでまいる所存でございます。

【スマートメーターの設置開始】
(詳しくは「スマートメーターの設置開始について」をご覧ください)
 当社は、お客さまサービスの向上や業務効率化を推進するため、一般のご家庭など低圧のお客さまへのスマートメーターの導入に向けた取り組みを進めておりますが、このたび、機材の調達などの諸準備が整ったことから、スマートメーターの設置を開始することといたしました。
 具体的には、来月、平成26年12月から高松市の一部エリアにおいて、約1万台のスマートメーターを先行導入し、自動検針システムや業務運営方法の確認・検証作業を行うこととしております。
 また、来年1月からは四国内の県庁所在地エリア、平成28年4月からはその他の当社供給エリアを対象に、現在設置しているメーターの法定取替や、新たな電気の使用開始時などにあわせてスマートメーターの設置を進めることとしており、平成35年度末までに全てのお客さまへの設置を完了するよう取り組んでまいります。
 なお、スマートメーターを活用した自動検針については、先行導入における確認・検証ののち、平成28年4月から順次開始してまいります。

 当社としましては、お客さまの電気利用の効率化に資するよう、スマートメーターを活用した新たな料金メニューの導入や、電気使用量の見える化を図るなど、引き続き、お客さまサービスの充実に努めてまいります。




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