四国経済は、個人消費などで盛り上がりを欠いているものの、設備投資や雇用が比較的堅調で、経営者の景況感も明るさを維持するなど、基調としては緩やかな回復が続いている。
こうした中で、産業用の大口電力については、至近では一進一退の状況が続いているが、業種別では、鉄鋼や機械などで持ち直しの動きもみられる。
今後は、国の経済対策、さらには成長戦略や地方創生の取り組みも追い風に、本格的な景気回復が実現することを期待したい。
(1)主要経済指標の状況
○大型小売店販売額(全店舗):概ね前年割れ
○設備投資:前年度を上回る見込み
○有効求人倍率:1倍を上回って推移
○景況感:明るさを維持
(2)大口電力需要の動向
○大口電力の販売電力量対前年伸び率の推移(業種別)