平成27年03月31日
四国電力株式会社

平成27年3月社長定例記者会見の概要

 平成27年3月31日、千葉社長が「伊方3号機の適合性審査の状況」「平成27年度供給計画の概要」「火力電源の入札募集の実施」について説明いたしました。


【伊方3号機の適合性審査の状況】
 伊方3号機の適合性審査につきましては、今月20日に開催された審査会合において、「伊方発電所に降下する火山灰の評価」に関するコメントが規制委員会からありました。
 当社では、評価の妥当性等について再度整理した上で、改めて審査会合の場でご説明したいと考えておりますが、これにより、今月中を目指しておりました補正書の提出につきましては、来月にずれ込まざるを得ない状況です。
 当社としましては、できる限り早期に補正書を提出できるよう、引き続き努力してまいる所存です。 提出の際には、改めてお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。


【平成27年度供給計画の概要】
(詳しくは「平成27年度供給計画の概要」をご覧ください。)

 当社は、本日、経済産業大臣に「平成27年度供給計画」の届出を行いました。現時点においては、引き続き、伊方発電所の再稼働の見通しが不透明であることなどから、昨年度の計画と同様、供給力の見通しなどについて「未定」としております。「未定」としている事項について、内容をお示しできる段階になりましたら、改めてお知らせいたします。

[電力需要想定]
 販売電力量につきましては、平成27年度は、前年をやや上回る266億kWhと想定しております。また、長期的には、緩やかな経済成長を前提とするものの、節電や離脱の影響を加味した結果、10年後の平成36年度は266億kWh、年平均伸び率は0.2%減(気温補正後0.1%減)と想定しております。
 最大電力につきましては、10年後に495万kW、年平均伸び率は0.5%減(気温補正後0.1%減)と想定しております。

[電源開発計画]
 西条発電所1号機については、現在、当社供給力のベース電源として活用しておりますが、運転開始から49年が経過し、当社の火力ユニットの中で、最も経年化が進んでいることから、リプレースを計画しております。
 リプレース後の新1号機についても、引き続き、ベース電源としての活用を考えており、出力は50万kWを計画しております。
 なお、今回の西条発電所1号機のリプレースにあたっては、国の指針に基づき、入札を実施する必要がございます。入札による火力電源調達計画につきましては、後述させていただきます。

 松山太陽光発電所の増設につきましては、当社系統における再生可能エネルギーの連系申込みの状況を踏まえ、開発を取り止めることといたします。

 その他の電源開発計画ならびに流通設備計画につきましては、前回計画から大きな変更はありません。

 以上が、平成27年度供給計画の概要ですが、当社としましては、本計画をもとに、引き続き、適切な設備形成に努め、当社の責務である電力の安定供給の確保に、着実に取り組んでまいる所存です。


【火力電源の入札募集の実施】
(詳しくは「火力電源の入札募集の実施」をご覧ください)

 当社は、火力設備の高経年化が進んでいることを踏まえ、長期にわたる供給力確保と電力供給の効率化を図る観点から、西条発電所1号機のリプレースを新規に計画しております。
 これに伴い、西条発電所1号機の自社応札を前提に、火力電源の入札募集を実施することといたしました。

 今回の入札募集は、平成24年9月に資源エネルギー庁が策定した「新しい火力電源入札の運用に係る指針」に基づき実施するものです。この指針では、私ども一般電気事業者が火力電源の新増設またはリプレースを行う場合は、原則として、入札を実施することが定められております。
 入札の募集にあたりましては、指針に基づき、透明性・公平性を確保するため、入札実施会社である当社が入札募集要綱案を定め、これに対する事業者の皆さまからの提案募集を行うこととなっております。

 今後の入札の進め方等の詳細については、来月17日に開催いたします事業者の皆さまを対象とした事前説明会の中でお示しいたします。

 当社といたしましては、今回の入札実施を通して、価格競争力のある火力電源の確保を図るとともに、自社応札にあたっては、最大限のコスト削減に取り組むなど、詳細検討を進め、自社で落札ができるよう最大限努力してまいりたいと考えております。




以上

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