(お知らせ)

平成27年09月10日
四国電力株式会社

伊方発電所周辺地域のお客さまへの訪問対話活動の実施報告について

 今回の訪問対話活動は、伊方発電所3号機の原子炉設置変更許可を受け、立地地域の皆さまに、3号機での安全対策について、ご説明させていただくことを目的に実施いたしました。 
 活動においては、安全対策の具体的な考え方や実施内容などについて、分かりやすくご説明させていただくとともに、原子力発電に関するご意見を丁寧にお伺いするよう努めました。
 概要は以下のとおりです。

1.実施状況

・期間 

平成27年7月22日(水)~8月8日(土)[18日間]

・訪問戸数

27,809戸(在宅率:約52%)

訪問戸数(内訳)  

・当社からの訪問者数 539名(のべ1,385人日、従業員が2人1組で訪問)


2.実施結果

 実施結果については、国の審査が進捗する中で、伊方発電所の再稼働への関心が高まったことなどから、明確にご意見を示される方が若干増えたものの、概ね前年度と同様の傾向となっております。

  • お客さまの原子力発電に対する印象としては、「厳しい」ご意見の方が昨年の5%から7%に増加する一方、「一定の理解」を示された方も63%から65%に増加している。また、発電所に近い地域ほど、「一定の理解」を示される傾向が強くなっている。(図1)
  • お客さまからは、これまでの活動で最も多い、約1万550件のご意見をお伺いしており、「安全性・当社への理解」を示される方が増加する一方、「安全性への不安」「避難への不安」を示される方も増えている。(図2)

 当社としましては、お客さまからお伺いしたご意見、ご要望の一つひとつを重く受けとめ、原子力発電に関し、立地地域の皆さまをはじめ、広く県民の皆さまに、さらなるご理解をいただけるよう、引き続き、丁寧な理解活動、対話活動に全力を尽くしてまいります。  


以上


[図1]原子力発電に対する印象

原子力発電に対する印象    

 

[図2]お客さまからの主なご意見 

お客さまからの主なご意見     

 

[表1]お客さまからのご意見(抜粋)

[厳しいご意見]

  • 福島の事故は人災だ。絶対安全でないものは動かしてはいけない。
  • 福島のように子や孫がこの土地に住めなくなるようなことは、許しがたい。
  • 事故が起こった時に避難できるか心配である。
  • 原子力発電所はないに越したことはない。少々電気代は高くてもよい。
  • 高レベル廃棄物の処理場所が決まってない中で再稼働するのは反対。
  • 原子力をやめて代替エネルギーにシフトした方がよい。

[一定の理解]

  • 万一事故が起きたら、近いので不安だが、安全対策はできていると思っている。
  • 発電所で働いている人が一番危険なので、安全に運転してくれると信じている。
  • 原子力は日本の経済に必要。一層の情報公開をお願いする。
  • 温暖化を抑える必要もあるため、原子力は必要。安全に注意してお願いしたい。

                                など

 





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