平成27年09月30日
四国電力株式会社

平成27年9月 社長定例記者会見の概要

 平成27年9月30日、佐伯社長が「伊方3号機の工事計画認可申請および保安規定変更認可に係る補正書の提出」、「今夏の電力需給実績」について説明いたしました。


【伊方3号機の工事計画認可申請および保安規定変更認可に係る補正書の提出】 
 当社は、9月28日に、伊方3号機の工事計画認可申請および保安規定変更認可申請に係る補正書を、原子力規制委員会に提出いたしました。
 このうち、工事計画認可申請に係る補正書につきましては、設計に時間を要している竜巻防護対策の一部が未提出となっておりますが、早急に取りまとめ、来月中には提出したいと考えております。
 一方、地元においては、伊方3号機の再稼働に関しまして、愛媛県ならびに伊方町をはじめとした関係自治体の議会や委員会等において、熱心にご審議をいただくなど、多くの皆さまにご尽力をいただいておりますことに対し、改めて、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 また、緊急時の避難計画についても、内閣府の主導のもと、国や愛媛県ならびに関係自治体の皆さまのご尽力により、その充実・強化に向けた取り組みを進めていただいております。重ねて御礼申し上げますとともに、当社といたしましても、関係機関としっかりと連携を図りながら、できる限りのご協力を行ってまいりたいと考えております。

 なお、10月2日には、愛媛県の中村知事に伊方発電所をご視察いただき、1,000ガル対応の耐震対策などについて、ご確認いただく予定であります。
 当日は、私も現地に赴き、当社の安全対策の取り組み内容等について、ご説明させていただきたいと考えております。


【今夏の電力需給実績】
(詳しくは「今夏の電力需給実績」をご覧ください。)

 この夏の四国地域は、梅雨明けして以降、8月上旬を中心に2週間程度は前年を上回る厳しい暑さが続きましたが、その後は、西日本付近に停滞した前線や台風の影響などから、曇りや雨の日が多くなり、気温も総じて低く推移いたしました。
 今年は、最大電力、日電力量ともに、低い水準に留まった前年と、ほぼ同水準で推移いたしましたが、最大値については、いずれも前年を3%程度下回っております。 
 今年の最大値が前年を下回った最大の要因は気温影響、具体的には、最大値発生日の気温が、前年よりも1℃ほど低かったことによるものと分析しております。

 節電による影響は、前年比で2万kW程度と見ておりますが、震災前の平成22年との比較では44万kW、率にして7%程度の節電効果があったと分析しており、ご家庭での省エネ機器の普及拡大など、お客さまの節電意識が定着してきている結果と認識しております。

 最大電力発生日における電力需給バランスの状況については、最大電力は 511万kWと低い水準に留まりました。
 一方で、供給力については、自社水力の一部でトラブル停止の事例が発生したものの、早期復旧に努めるとともに、自家発等からの受電といった様々な対策を講じたことにより、最大電力発生日においても、安定した需給運用を図ることができました。
 
 最後に、先にプレス発表いたしましたとおり、9月26日に、電力広域的運営推進機関の指示に基づき、中国電力から最大で50万kWの需給ひっ迫融通を受電いたしました。
 これは、当日の気温が想定を上回って推移したことによるものでありますが、皆さまには、ご心配をおかけいたしました。

 当社といたしましては、今回のケースを教訓に、電力需要想定の精度をさらに高めるよう努めると同時に、供給面でも、引き続き、高稼働が続く火力発電所の点検・保守に細心の注意を払うとともに、伊方発電所の早期運転再開に全力を尽くし、電力の安定供給確保に万全を期してまいる所存であります。




以上

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