施設紹介

「宇多津町学校給食センター」は、宇多津町初のPFI（Private Finance Initiative）事業として平成19年4月に本格稼働を開始しました。株式会社四電工を中心に設立された特別目的会社「株式会社宇多津給食サービス」が事業運営を行っています。
PFI事業とは、公共の施設等の設計、建設、維持管理および運営等に民間の資金、経営能力および技術的能力を活用することにより、国や地方公共団体の事業コストの削減やより質の高い公共サービスの提供を目指す、新しい公共サービス調達方式です。これにより、低廉かつ良質な公共サービスが提供、新たな官民パートナーシップの形成、民間の事業機会の創出による経済の活性化、さらに事業全体のリスク負担の最適化を実現することができます。
事業最大の特徴は、食材調達を事業者の業務範囲に含めたことで、宇多津町は献立作成・給食費徴収・食数調整を行います。食材の納入業者は町と事業者が協議のうえ選定し、新鮮でおいしい食材を調達し安全で安心な給食を提供しています。

本施設は、空調や給湯、厨房も含めてすべての熱源が電気のオール電化施設です。燃焼を伴わない電化厨房は、作業環境を快適にするとともに、調理のマニュアル化を容易にするため、生産性の向上につながり、大量調理も安全におこなえます。また、輯射熟が少なく、空調のランニングコストが軽減されるなど、エネルギーを効率よく使用することができます。それによりCO2の排出量も低減でき、環境保全にも貢献できます。
さらに、HACCPの概念に基づき、汚染作業区域、非汚染作業区域の明確な区分や、床を乾いた状態でしようするドライシステムを採用することによって衛生的な作業環境を実現しています。