ライト&ライフ5月号
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 本川発電所では、1号機・2号機を合わせて最大61万5千kWの電気をつくることができます。このうち2号機(30万kW)は、昨年10月からのオーバーホールを終え、3月中旬、第一線に復帰しました。2号機では11年ぶりの実施でした。 オーバーホールには「①分解・修理」「②組み立て」「③品質確認から完成」までと、大きく3つの工程があります。最初は約2カ月かけ、一つひとつのパーツに対し丁寧に分解・修理を実施。組み立て作業では「直径約6mもある主要機器(回転子)を精確に据え付ける必要があり、慎重にかつ安全に調整を繰り返しました。1/100mm単位の精密さを求められるため大変緊張しました」と先輩社員の西森さん。最後の運転試験を終え、「関係者全員が固唾を飲んで見守る中、各機器に異常がないことを確認し、ほっとしました」と若手の東さんは語ってくれました。 発電所の建設から約40年。作業員の若返りが進む中、作業環境の変化や工程の複雑化など、配慮すべき事項は以前と比べて格段に増えました。しかし、発電所に脈々と受け継がれる技術力や、作業に携わる仲間たちとの連帯感などで、それらの困難を克服しています。 本川発電所では日々の点検や巡視などを通じて、先輩から後輩へと、培ってきた技術や知識のバトンをしっかりとつないでいきます。 これまでも、これからも、四国の皆さまに安定した電気をお届けするために。1分解後の地下1階フロア。2号機の分解部品を所定の場所に配置し、点検や手入れを実施する2回転子は、外側の固定子とのわずか2cmの隙間に沿わせるように吊り込んでいく。作業員、作業責任者、クレーンオペレーターが息を合わせ慎重に作業は進められる3オーバーホールに携わった西森(左)さんと東さん。こうした作業を経験することで、着実に技術や知識が向上していく132今回のオーバーホールで苦楽を共にした仲間たち。日立三菱水力、四電エンジニアリング、地元協力会社の皆さんと当社社員11年ぶりのオーバーホールを経て戦列復帰122019.05

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