ライト&ライフ2月号
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 「街はことばのミュージアム」プロジェクトと共に、実行委員会が続けてきたのは、「“ことばのがっしょう”群読コンクール」だ。松山市には高校生を対象とした「全国高等学校俳句選手権大会(通称:俳句甲子園)」という名物イベントがある。一方、小・中学生が参加できる発表型のイベントがないことから、平成21年にこれを立ち上げた。群読は朗読と異なり、複数人がチームとなって詩を声に出して読み伝えるため、全員が声をそろえることが評価のポイント。「どんな気持ちで声を出すか、どこに力を込めるかを見極めることも大切です。そのためには、ことばをしっかりと理解することが必要です」と五百木さん。 平成31年2月に開催された第11回大会では、愛媛大学教育学部附属小学校の1年生96人が結成した「いっちぃず」がグランプリを獲得した。指導にあたった吉岡亜紀子教諭は、前任校の時代から10回もこのコンクールに参加している。「国語教育において、音読や朗読をすることは、語ご彙いを豊かにし、表現力を高めることになると考えています。それに加えて、子どもたちがお互いを思いやりながら声を重ね合わせる群読の体験は、学校の集団生活にも役立っています」と話す。現在、2年生に進級した「いっちぃず」は、3月1日に開催される第12回大会に向けて、猛練習中。「群読を通して、友だちとの絆を一層深めてほしい」と考えている吉岡先生だ。「いっちぃず」というチーム名は「一年生の集団だから」と名付けたそう「ことばのちから」のPRを目的に、愛媛県下最大の集客を誇るイベント「すごいもの博」に出展。来場者に思い思いの「ことば」を書いてもらった若い世代に句作の楽しさを広めるきっかけとなった俳句甲子園。全国から集まった高校生がしのぎを削っている心と声を合わせてことばを響かせる群ぐん読どくコンクール市民も「ことば」活用を!「ことばのコバト」プロジェクト「いっちぃず」を指導した吉岡亜紀子教諭と、「今年も頑張りたい」と「いっちぃず」を代表して話してくれた舟橋沙優(さゆ)さん5

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