国際美術館↓鳴門市街地 大 6→淡路島大鳴門橋開館10周年には「システィーナ礼拝堂」の天井画の完全再現が行われた。これは開館時には技術的に難しかった3次曲面の再現が可能になったためだ。 開館20周年には、ゴッホが描いた花瓶入りの『ヒマワリ』全7点を1つの部屋に展示した。そのうちの1点は阪神大空襲で焼失した通称『芦屋のヒマワリ』。画集に掲載された写真をもとに2014年(平成26)に再現したこの作品も含め、一堂に鑑賞できるのも陶板名画ならでは。1度目の訪問は時間の許す限り作品を鑑賞し、リピート訪問の際には、時代や作者など自分でテーマを決めて巡るのもおすすめ。「作品の前には柵やガラスもなく、写真撮影も自由。教科書や画集とは違う原寸大ならではの気づきもあるはず」と山側さん。館内を巡るうちに西洋美術に対する敷居の高さはいつの間にか吹き飛んでいく。じっくりと館内を巡って作品の世界に浸れば、海外を旅したような充実感を得られるに違いない。2021222023.05191817■大国際美術館徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1 鳴門公園内開館時間/9:30~17:00(入館券の販売は16:00まで)休館日/月曜(祝日の場合は翌日)、1月は連続休館あり、 その他特別休館あり、8月は無休入館料/当日券一般3,300円、大学生2,200円、小中高生550円駐車場/有り https://o-museum.or.jp大国際美術館 オリジナルミニ陶板を10名さまにプレゼント!17_天井と壁を結ぶ部分は、微妙な3次曲面で構成。その様子は地下2階の窓から間近で観ることができる18_ゴッホの「7つのヒマワリ」コーナー。ゴッホが描いた花瓶入りの『ヒマワリ』で現存するものは全部で6点。アメリカ、イギリス、オランダなど世界各地で保管されている19・20_館内にある1,000点以上の作品のうち、原画がないものは2点。1点は『芦屋のヒマワリ』、もう1点は『タラスコンへの道を行く画家』。後者はゴッホ唯一の全身自画像だが、第二次世界大戦で消失または焼失した。制作は画集をもとに行われた21_絵画をモチーフにしたフォトスポットも人気。定期的に入れ替えがあり、写真は今年4月初旬までの様子。現在はオールドローズのアートフラワーを使用している22_ミュージアムショップではお菓子やタオルハンカチ、文房具など名画をモチーフにしたオリジナル商品を販売★…大国際美術館 提供鳴門山展望台大鳴門橋遊歩道渦の道神戸淡路鳴門自動車道鳴門北IC088-687-373718311開館25周年を記念して新たなゴッホの作品を公開今年3月、地下1階の「7つのヒマワリ」展示室前に、ゴッホの『夜のカフェテラス』がお目見え。南フランスのアルル地方にある実在のカフェテラスを舞台としており、黒を使わずに夜景を表現するところに作者らしさが感じられる。なお、これにより館内のゴッホの作品は計17点となった。★
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