阪東食品の商品詰め合わせを10名さまにプレゼント! 6現在は欧米やアジアなど27カ国と取引を行っており、総販売額に占める輸出比率は約7割にまで成長した。 世界に広がった阪東食品の香酸柑橘加工品だが、取扱量が圧倒的に多いのは柚子。その10分の1以下の取扱量ではあるが、柚香の評判はフランスで良い。パリの最高級ホテル「フォーシーズンズ・ホテル」のパティスリーでは、生地に柚香の果汁やジャムを使ったケーキが提供されている。また別の星付きレストランの料理人からは「柚香は素晴らしい。タイミングが来たら使いたい」というお墨付きをもらった。柚香が世界の「YUKO」となる日を待ち望む阪東さんだ。 一方で課題は、生産量が少ないこと。生産者の高齢化が進み、耕作放棄地が増えていくことは確実だ。海外売り上げのなかで柚香が占める割合は1割程度であるため、現時点では品不足の心配はない。しかし柚香のファンは必ずや増えるであろう。「だからこそ生産量と消費量を、少しずつ伸ばしていくことが大切。また就農希望者と耕作放棄地のマッチングなど、やるべきことは見えている」と阪東さんは力を込める。小さな山間の町で、柚香にまつわるプロジェクトは地道に、少しずつ進んでいる。それぞれ立場は違うが、関係者の「柚香愛」は同じ。その尽力は、いつの日か大きな実を結ぶはずだ。161713_パリの展示会の様子。阪東さんを囲むのは、徳島県産の香酸柑橘を評価してくれているお客さま14_懇意にしているパリのレストランでは、さまざまな料理に徳島県産の香酸柑橘が使われており、現地の方の舌にもなじんでいる15_パリの最高級ホテル「フォーシーズンズ・ホテル」の厨房で作られたケーキ。手前のチョコレートケーキには柚香の果汁を入れたジャムを使用16_情報を収集し、海外で開催される食の展示会に積極的に参加。多彩な日本産の食材とともに香酸柑橘をPR17_柚香果汁を使用した阪東食品の商品。左はゆこうぜリー。中央のぽん酢と右のドリンクは柚子、酢橘、柚香の果汁をブレンドし、有機醤油や有機砂糖を加えている13141518_収穫期には搾汁作業がピークとなる。自社農園の収穫分に加え、近隣の農家からも持ち込まれる18■株式会社阪東食品 徳島県勝浦郡上勝町生実字上野63-1営業時間/9:00〜17:00定休日/土・日曜日、祝日http://bando-farm.com/index2.html2024.010885-46-0822世世界界のの「「YYUUKKOO」」大大ききなな可可能能性性をを秘秘めめたた幻の果実柚香
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