
- 上島 大
- 四国電力送配電
- 系統運用部門
- 2019年入社
- 理学部 物理学科 卒
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- 電力ネットワークコース
- #若手(4年目以上)
- #香川出身
- #大学・大学院卒
- #技術系
- #子育て
学生時代の経験がいまに活きていること
私は大学時代、超伝導と呼ばれる物質の物理現象を解析する実験系の研究室に所属していました。
研究では、実験データを数式やモデルで理解し、仮説を立てて検証するというプロセスを繰り返していました。
この経験は、現在の仕事で電力系統の応動解析を行ったり、新しい装置の仕様を検討する際に非常に役に立っています。
また、複雑な課題に対して粘り強く取り組む姿勢や論理的に考え抜く力も、日々の業務における問題解決や社内外への説明・調整に活かされていると実感しています。
よんでんに入社を決めた理由は?
私は大学で物理学を学ぶ中で、エネルギーや電力が社会を支える基盤であることを強く実感しました。
専門として学んだ内容がそのまま業務に直結する場面は多くないと思いますが、複雑な現象をモデル化して整理する力や、データをもとに論理的に考える姿勢は、電力の安定供給や系統運用においても活かせると感じました。
当社は、安定した電力供給を通じて地域や産業の発展に貢献できる存在であり、再生可能エネルギーの普及や省エネ化など、今後大きく変化していくエネルギー分野の最前線に関われる点にも魅力を感じました。
社会インフラを支える責任感とやりがいを感じながら、自身も学び続けて成長していける環境で働きたいと考え、当社への入社を決意しました。
入社して感じた『意外な一面』や『ギャップ』は?
入社して意外だったのは、当社の仕事が「設備の老朽更新など、決まったことを淡々とこなす仕事」だと思っていたのに、実際は新しいことへの挑戦の連続だったことです。
容量市場や需給調整市場の開始、再エネ大量導入への対応など、制度変更や系統運用ルールの見直しが次々とあり、そのたびに現場の運用を見直したり、新しい仕組みに適応したりする必要があります。
設備更新のような安定した仕事に加えて、変化の大きい分野にも主体的に関わっていく姿勢が求められている点は、入社前のイメージとの大きなギャップであり、良い意味での驚きでした。
現在の仕事内容は?
私は、緊急制御装置と呼ばれる、系統事故が発生した際の電力系統の応動を解析し、発電機・負荷・調相設備などを速やかにかつ適切に制御することで、大規模停電や設備損壊を未然に防ぐ装置の更新・保守を行っています。
具体的には、装置の仕様検討や、現地搬入前に製造メーカの工場で仕様を満たしているかの試験を実施しています。
また、装置が必要時に確実に動作するよう、整定値の設定を行うため、電力系統の応動をシミュレーションできる解析ツールを用いて詳細な解析・検討も行っています。

仕事をする中で『一番高い壁』は何でしたか?
それをどう乗り越えましたか?
私にとって一番高い壁は、理学部物理学科出身であり、入社当初は「電力」の実務知識がほとんどなかったことです。
大学では電磁気学などは学んでいたものの、系統構成や保護協調、電気事業法など、電力会社で必要とされる知識がなくて不安でした。
この壁を乗り越えるために、まずは新入社員教育を最大限活用し、講義や現場見学で不明点をその場で質問して基礎を固めました。
併せて、会社の奨励金制度をきっかけに電験三種の勉強を始め、業務後や休日にコツコツと自主学習を続けることで体系的に電力・電気設備の知識を身に付けました。
資格取得を通じて自分の理解度が客観的に確認でき、自信にもつながりました。
よんでんで働いていて一番やりがいを感じる瞬間は?
私が当社でやりがいを感じる瞬間は、系統運用部として「電気を絶対に止めない」という使命を日々の業務の中で果たせたと実感できる時です。
猛暑や寒波で需要が逼迫した際に、発電所や他部門と連携しながら綿密に需給調整を行い、無事に周波数や電圧を安定させて一日を乗り切れたときには、大きな達成感があります。
また、事故やトラブルの際に、系統構成の切り替えや負荷の振り替えを迅速に判断し、お客さまへの影響を最小限に抑えられたときも、自分の知識や経験が社会インフラの安定に直結していることを強く感じます。
普段は意識されにくいインフラではありますが、「たゆまず、とどける。」ことに大きなやりがいを感じています。
今後の目標は?
今後は、再エネ大量導入、容量市場や需給調整市場の開始、インバランス制度見直しなど、近年の制度変更で一層複雑化する系統運用を安定的に行うことができる人材に成長したいと考えています。
そのために、これまでの運用経験に加え、地域間連系線の有効活用や調整力公募・需給調整市場のメカニズムへの理解を深めるとともに、系統解析ソフトやデータ活用などデジタル面のスキルも磨きたいです。
将来的には、制度設計や運用ルールの見直しにも提言できる立場となり、現場の知見を踏まえて「再エネ拡大」と「安定供給」の両立に貢献していきたいです。
この仕事が社会や地域にどう役立っていると感じる?
猛暑や災害時にも、系統運用部として需給バランスの調整や系統切替を的確に行い、家庭や病院、工場などが途切れることなく電気を使えるようにしていることが、地域の安全・安心や経済活動の継続に直結していると感じます。
また、変動電源である再エネの大量導入を見据えた系統運用ルールの検討や需給調整市場の活用を通じて、「再エネ拡大」と「安定供給」の両立を図ることで、脱炭素や地域の持続可能な発展にも貢献できていると考えています。
職場の雰囲気やチームの良さは?
職場の雰囲気は、フレックス制度でそれぞれが自由な時間に出勤していたり、お菓子タイムを設けている人がいたりと、和気あいあいとしつつも仕事には真面目に取り組む、程よいメリハリがあります。
チームとしては、外出の際には「今日はどこのうどん屋に行く?」と雑談しながら昼食を楽しんだり、Teamsのグループチャットで業務の相談をしつつプライベートな話題も気軽に共有したりと、コミュニケーションが活発で、楽しく仕事ができる環境だと感じています。
Uターン・地元就職を選んだ理由は?
私はUターン・地元就職を選んだ理由は、香川県出身として、生まれ育った地域に自分の仕事を通じて貢献したいという思いが強かったからです。
大学で6年間岡山に住み、他県の暮らしも経験しましたが、コンパクトで移動しやすく、自然と都市機能のバランスが良い香川・四国の住みやすさを改めて実感しました。
実家や地元の友人との距離が近く、穏やかな気候や人の温かさも含めて、自分の生活スタイルに合っていると感じています。
そうした愛着のある地域で、よんでんグループの一員としてインフラを支え、地域の暮らしや産業を裏側から支えることに大きな意味を感じ、地元就職という選択をしました。
地元・四国で働く魅力は?
地元・四国で働く魅力は、生活のしやすさと仕事のやりがいが両立できる点にあると感じています。
通勤時間が比較的短く、渋滞や満員電車のストレスが少ないので、自分の時間や家族との時間を確保しやすいです。
また、海や山など自然が身近にありつつ、必要な都市機能もコンパクトにそろっていて、日常生活の満足度が高いと感じます。
自分が運用に関わっている系統の先に、実際に家族や友人、馴染みのある地域の風景があることを強く意識できるため、トラブル対応や設備計画一つひとつに「地元の暮らしを守っている」という実感を持って取り組めることも、大きな魅力です。
Uターン就職(転職)するか迷っている
学生(求職者)に向けてアドバイスやメッセージ
Uターン就職を迷っているなら、「どんな働き方・暮らし方をしたいか」を一度じっくり考えてみてほしいです。
大都市には選択肢の多さや刺激がありますが、地元・四国のような地域には、通勤や生活の負担が少なく、自分や家族の時間を確保しやすいという大きな魅力があります。
また、地元で働くと、自分の仕事の先に家族や友人、見慣れた景色があることを実感しやすく、やりがいにもつながります。
どちらが正解ということはないので、インターンやOB・OG訪問などで実際の働き方や雰囲気を見たうえで、「数年後の自分が一番納得できる選択はどちらか」という視点で考えてみると、後悔の少ない決断ができると思います。
私の四国のお気に入り

休日の過ごし方は?
