01 出迎えてくれたのは、
人のあたたかさだった
私は香川県三木町で生まれ、高校までを三木町で過ごしました。大学進学時に一度は他県へ引っ越しましたが、卒業後は家族のいる香川に戻ってきました。就職先に四国電力を選んだのは、「地域と共に」という企業理念に共感したからです。「育ててもらった地域への恩を何らかの形で返したい」という想いは常に持っていました。
戻ってきて久しぶりに参加した地元の祭りでは、多くの人がかつてと変わらない温かさで迎えてくれました。小さな頃からあいさつや礼儀を教わったり、ときには叱られたりと、家族同様に接してくれた地域の大人たち。「今の私があるのは、この人たちがいたからだ」――改めてそう実感した瞬間でした。
02 四国の人がしあわせでなければ、
自分たちのしあわせはない
私は今、リビング営業部に所属し、ご家庭向けの電気販売におけるパートナー企業とのアライアンス事業に取り組んでいます。根底にあるのは、電気に通信やガスなどを組み合わせて、お客さまの暮らしを豊かにしたいという想いです。単なる販売促進ではなく、電気販売を通じて「地域全体を元気にしていけたら」と考えています。 パートナー企業との連携を深めることで、相手のビジネスの可能性が広がり、お客さまへのサービスの充実にもつながります。たとえば、電気とガスのセット割引で、経済的な負担が軽減されるご家庭もあれば、通信サービスとの組み合わせで、より便利な暮らしが実現することもあります。私自身も四国に暮らす住民の一人として、四国ならではのニーズを見つけ出し、地域の人たちの暮らしをよくするサービスを日々検討しています。
お客さまのお困りごとに耳を傾け、一人ひとりの暮らしを支える。その積み重ねが四国の経済を元気にしていく。それが、私たちが理想とする未来です。四国の人に支えられてきた四国電力だからこそ、地域の人々のことを第一に考えなければ、わたしたちのしあわせはありません。そのためには、まずは1軒のリビングにあかりを灯し、目の前の人をしあわせにすること。その繰り返しが、やがては四国全体のしあわせにつながると考えています。
03 自分がハブになって
違う世代をつなげていく
仕事を終えて三木町に帰った私には、もうひとつの使命があります。地元の伝統・獅子舞を守り伝えるという役割です。父の背中を見て幼少期から始めた獅子舞でしたが、現在は団体のリーダーを務めつつ、ここ5年ほどは有志で子どもたちに獅子舞を教えています。 移住者が増える三木町では、ときには元の住民と新住民とで考えが異なることもあります。ですが、せっかくここで育つなら、自分たちが教わってきたことを同じように体験してほしいと思っています。50、60、70代の先輩たちと子どもたちといった縦のつながりの中で、礼儀やあいさつを学び、地域のことを知り、伝統を受け継いでいく。それは、これまで自分がもらった宝物を、次の世代に手渡すことだと感じるんです。
「自分がハブになって、違う世代をつなげていく。点から線になり、気づいたら、周囲の人たちもつながって、大きな面になっている」――それが私が理想とする姿です。かつて私自身が経験したように、どんな人も受け入れてくれる故郷を、自分たちの手で作りたい。誰かがしあわせに過ごせる場所を守ることが、私自身のしあわせにもつながります。
04 あかりが灯るたびに、
しあわせは広がっていく
パートナー企業から信頼してもらう喜び。お客さまからいただく「助かったよ」という言葉。「獅子のおっちゃん」と駆け寄ってきてくれる子どもたちの笑顔。どれも私にとってはかけがえのないものです。目の前の人と真剣に向き合うことで、自分を起点に人がつながり、世代がつながり、地域全体がつながっていく瞬間が、活動をしていて何よりうれしい時なんです。
電力会社の役割は、家のあかりを灯すことです。そして、伝統を次の世代へつなぐことは、地域のあかりを灯し続けることだといえます。さまざまな場所であかりが灯るたびに、そこに暮らす人のしあわせが生まれ、それが広がって四国全体のしあわせになっていく。そんな光景をずっと見ていたいと思うから、これからも私は、目の前の一つひとつの暮らしを明るくし続けていたいと思います。