2022年01月28日
四国電力株式会社

2022年1月 社長定例記者会見の概要

 

 令和4年1月28日、長井社長が「2021年度第3四半期 連結決算の概要」および「2021年度 連結業績予想の修正」について説明いたしました。

【2021年度第3四半期 連結決算の概要】
(詳しくは「2021年度第3四半期 連結決算の概要」をご覧ください。)

[電力販売]
 小売販売電力量は、前年度の夏季が高気温であったことによる空調需要の反動減があったものの、産業用の稼働増に伴う電力需要の増加などにより、前年同期に比べ1.3%増の161億75百万kWhとなりました。また、卸販売電力量は、前年よりも卸電力取引所での販売が増加したことなどから、52.4%増の63億11百万kWhとなりました。この結果、総販売電力量は、11.9%増の224億86百万kWhとなりました。

[電力供給]
 伊方発電所3号機が昨年12月に運転を再開したことから、原子力は、4億67百万kWhとなりました。また、自社水力は、前年同期に比べ14.5%減の16億63百万kWhとなり、他社からの受電は、7.1%増の123億27百万kWhとなりました。この結果、自社火力は、14.4%増の94億47百万kWhとなりました。

[収支]
 第1、第2四半期と同じく、昨年度からの変更点として、今年度から新たに適用される会計基準により、再生可能エネルギー固定価格買取制度に基づく収益の計上方法が変更になったことから、売上高と費用の双方が、それぞれ1,220億円ずつ減少しております。

 売上高は、卸販売収入やその他事業収入が増加したものの、新たな会計基準の適用に伴う売上の減少などから、前年同期に比べ15.1%減、767億円減収の4,330億円となりました。

 営業費用については、燃料価格の高騰や総販売電力量の増加に伴う費用増があったものの、新たな会計基準の適用に伴う減少などから、9.0%減、442億円減少の4,476億円となりました。

 この結果、営業損益は、323億円悪化の145億円の損失、支払利息など営業外損益を差引き後の経常損益は、292億円悪化の142億円の損失となり、また、親会社株主に帰属する純損益は、212億円悪化の114億円の損失となりました。なお、燃料価格の高騰影響については、費用の支出に対して、3~5か月遅れで収入側である燃料費調整額に反映されるため、価格が上昇局面にある当期については業績が大幅に悪化しております。

 参考として、新たに適用される会計基準の影響を除けば、売上高は、前年同期に比べ10.0%増、511億円の増収であり、営業費用は、前年同期に比べ17.1%増、840億円の増加となっておりました。

【2021年度 連結業績予想の修正】
(詳しくは「2021年度 連結業績予想の修正について」をご覧ください。)

 昨年10月の会見で、燃料価格高騰に伴い通期の業績予想の修正をお知らせしておりましたが、その後、伊方発電所3号機の運転再開時期が遅延したことや、燃料価格のさらなる高騰に伴い需給関連収支の悪化が見込まれることなどから、本日、2021年度の連結業績予想を修正し、公表することといたしました。

 具体的には、売上高については、総販売電力量の増加などにより、10月公表値に比べ300億円増加の6,100億円となる見通しです。
 営業費用については、燃料価格の高騰や伊方3発電所号機の運転再開の遅れに伴う需給関連費の増加などにより、10月公表値に比べ430億円増加し、6,165億円となる見通しです。

 この結果、営業損益は、10月公表値に比べ130億円悪化の65億円の損失、支払利息など営業外損益を差引き後の経常損益は、130億円悪化の70億円の損失、また、親会社株主に帰属する純損益は、105億円悪化の60億円の損失となる見通しです。

 なお、期末配当予想については、前回公表した1株当たり15円から変更ありません。


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