令和5年3月29日、長井社長が「伊方3号機定期検査の進捗状況」等について説明しました。
【節電への御礼】
皆さまに無理のない範囲でお願いしてまいりました節電期間が今週末で終了いたします。
今冬の電力需給については、先月の会見でも触れましたとおり、伊方3号機の安全・安定運転の継続はもとより、発電設備等の運用・保全に細心の注意を払いトラブルの未然防止に努めるなど、供給力の確保に取り組んだことに加え、何より皆さまの節電への多大なご協力のおかげで、安定供給が維持できているものと考えております。
この場をお借りいたしまして、節電にご協力いただいた皆さまに厚く御礼申し上げます。
【伊方3号機定期検査の進捗状況】
伊方3号機の定期検査は、ここまで、ほぼ当初の計画どおりに進捗しており、今回定検の主要工事である「18万7千ボルトGIS改造工事」や「1次系配管取替工事」にも既に取り掛かっております。
引き続き、安全を最優先に、入念な検査・点検を行い、設備の健全性の確認と信頼性の向上にしっかりと取り組んでまいります。
また、昨年3月18日に確認された伊方3号機の1次冷却材中のよう素濃度の上昇に伴い、本定検において実施した調査において、燃料集合体2体に漏えいを確認しました。
漏えいが認められた燃料集合体は、再使用せず、使用済燃料ピットで適切に保管し、更なる詳細調査を行っております。
また、当該燃料集合体が２体とも同じタイプであったことから、他の同じタイプの燃料集合体については、次の運転期間では使用しないこととしております。
【規制料金の値上げ申請の審査状況】
規制料金の値上げ申請に関しましては、審査の途上にあり、当初予定していた4月1日からの値上げ実施は遅れることとなりましたが、現在の非常に厳しい経済環境下で、お客さまに多大なご負担をお願いする以上、しっかりと説明してご理解をいただくことが何よりも重要であると考えており、当社といたしましては、引き続き、スケジュールありきではなく、丁寧な説明を尽くして、厳格な審査に真摯にお応えしてまいる所存であります。