2023年07月27日
四国電力株式会社

2023年7月 社長定例記者会見の概要

 

 令和5年7月27日、長井社長が「2023年度第1四半期 連結決算」について説明いたしました。

【2023年度第1四半期 連結決算の概要】
(詳しくは「2023年度第1四半期 連結決算の概要」をご覧ください。)

[電力販売]
 小売販売電力量は、産業用での自家発稼働増の影響などにより、前年同期に比べ5.8%減の50億6百万kWhとなりました。
 また、卸販売電力量は、前年同期に比べ13.8%減の18億95百万kWhとなりました。
  この結果、総販売電力量は、前年同期に比べ、8.1%減の69億1百万kWhとなりました。

[電力供給]
 原子力は、定期検査に伴い稼働日数が減少したことから、前年同期に比べ62.7%減の7億17百万kWhとなりました。
  また、自社水力は、前年同期に比べ72.7%増の8億53百万kWhとなり、他社からの受電は、1.0%増の31億49百万kWhとなりました。
 この結果、自社火力は、前年同期に比べ7.2%増の25億45百万kWhとなりました。

[収支]
 売上高は、卸販売収入は減少したものの、自由料金の燃調上限廃止や規制料金の見直し等に伴い小売販売収入が増加したことなどから、前年同期に比べ8.6%増、144億円増収の1,810億円となりました。

 営業費用は、修繕費や減価償却費等が増加したものの、需給関連費が卸市場価格の低下や水力の増などから減少したため、前年同期並みの1,644億円となりました。

 この結果、前年同期に比べ、営業利益は、138億円増益の166億円、経常利益は、105億円増益の154億円、親会社株主に帰属する純利益は、96億円増益の118億円となりました。

 今回の決算では、卸販売収入の減や修繕・減価償却費の増などはあったものの、小売収入の増や需給関連費の減により、154億円の経常利益を確保いたしました。
 しかし、これは、電気料金の燃料費調整制度において、燃料価格の変動が反映されるまでにタイムラグが生じることによる「期ずれ影響」で、135億円の差益が発生していること、また、降水量が平年に比べて多かったことから、出水率が前年を大きく上回り、いわゆる「豊水」になったことなど、当社の実力とは言えない一過性の要因が大きく影響した結果であると受け止めております。
 
 当社といたしましては、単独ベースで3期連続赤字を計上したことにより大きく毀損した財務基盤の回復に向けて、今後とも全社一丸となって、経営の合理化・効率化に邁進するとともに、引き続き、当社の最大の使命である電力の安定供給の確保に万全を期してまいる所存であります。


 


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