2023年09月28日
四国電力株式会社

2023年9月 社長定例記者会見の概要

 

 令和5年9月28日、長井社長が「訪問対話活動の実施」、「今夏の安定供給への取り組み」、「令和5年度 四国エリアの夏季の電力需給実績」について説明いたしました。

【訪問対話活動の実施】
 当社は、伊方発電所周辺地域にお住まいの皆さま、約2万7千世帯の各ご家庭を訪問し、伊方発電所に対するご意見やご質問をお伺いする「訪問対話活動」を、本日から実施しております。
 
 本活動は、当社にとって、地域の皆さまの声をフェイス・トゥ・フェイスでお伺いできる大変貴重な機会であり、昭和63年に開始して以来、今回で通算38回目となります。今年度は、4年ぶりに対面での活動を実施しており、地域の皆さまとの直接の対話を通じて、伊方発電所へのご理解を深めていただけるよう努めてまいりたいと考えております。
 
 当社といたしましては、こうした活動の継続的な実施とともに、引き続き「えひめ方式」による情報公開を徹底していくことなどにより、発電所運営の礎である地域の皆さまのご理解と信頼を賜りながら、伊方発電所の安全・安定運転に努めてまいる所存であります。

【今夏の安定供給への取り組み】
 今夏の四国を含む西日本エリアの電力需給については、10年に一度の猛暑を想定した電力需要に対しても、概ね10%程度の予備率を確保し、例年に比べて安定した需給状況になることが予想されておりました。
 
 そのような中でも、当社では、想定を超える需要増加や予期せぬ発電設備のトラブル、ウクライナ情勢の影響等による燃料供給の途絶など、不測の事態は常に起こり得るものと考え、緊張感を持って、設備の運転・保守や燃料の確保にあたってきたところであります。

【今夏の四国エリアの電力需給実績】
(詳しくは「令和5年度 四国エリアの夏季の電力需給実績について」をご覧ください。)

 四国電力送配電がとりまとめた今夏の四国エリアの電力需給実績について、今夏は、平年以上の暑さとなった8月21日に最大電力を記録しましたが、その水準は490万8千kWと、過去10年間では、最も低いものとなりました。
 
 これは、全国的には、近年まれにみる記録的な猛暑となる中、四国エリアの気温は各県でバラつきがあり、4県都平均では、他地域と比べ低い水準となったこと、加えて、お客さまの自家発稼働増などによる産業用需要の減や、定量的にお示しするのは難しいですが、お客さまの節電・省エネなどの影響もあったのではないかと見ております。

 このように、電力需要が気温影響等により低水準で推移したことに加え、伊方3号機をはじめとする主要電源が総じて安定的に稼働していることなどから、今夏の四国エリアは、電力の安定供給をしっかりと確保することができております。

 9月も終わりに近づき、ようやく暑さも和らいでまいりましたが、当社グループとしては、気を緩めることなく、設備の運転・保守等に万全を期してまいる所存です。

 なお、今年12月から来年2月にかけての冬季の需給見通しにつきましては、現時点では、四国を含む西日本エリアでは、8~12%程度の予備率を確保できる見通しが示されております。
 
 今後、国の審議会において詰めの検証がなされることになりますが、いずれにしましても、当社としては、伊方3号機の安全・安定運転の継続はもとより、設備の運用・保全に細心の注意を払い、また燃料在庫を十分に確保するなど、緊張感を維持して、当社の使命である電力の安定供給に全力を尽してまいる所存です。




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