2024年10月29日
四国電力株式会社

2024年10月 社長定例記者会見の概要

 

 令和6年10月29日、宮本社長が「2024年度第2四半期(中間期) 連結決算の概要」および「2024年度 業績予想の修正」について説明いたしました。

【2024年度第2四半期(中間期)連結決算】
(詳しくは「2024年度第2四半期(中間期) 連結決算の概要」をご覧ください。)

[電力販売]
 小売販売電力量は、夏季の高気温による冷房需要の増などにより、前年同期に比べ2.7%増の113億21百万kWhとなりました。
 また、卸販売電力量は、卸電力取引所での販売が増加したことなどから、前年同期に比べ38.9%増の60億58百万kWhとなりました。
 この結果、総販売電力量は、前年同期に比べ13.0%増の173億79百万kWhとなりました。

[電力供給]
 原子力は、定期検査に伴う停止日数が増加したことから、前年同期に比べ13.3%減の22億98百万kWhとなりました。
 また、自社水力は、豊水ではあったものの、前年同期に比べ5.1%減の15億8百万kWhとなり、他社からの受電は、53.2%増の99億26百万kWhとなりました。
 この結果、自社火力は、前年同期に比べ16.3%減の46億12百万kWhとなりました。

[収支]
 売上高は、小売販売収入が、燃料費調整額の大幅減により減少したものの、卸販売収入が、販売電力量の増加や容量市場の開始に伴う容量確保契約金額の計上等から大きく増加したため、前年同期に比べ、4.4%増、175億円増収の4,183億円となりました。
 営業費用は、火力の発電単価の低下はあったものの、総販売電力量の増や容量市場の開始に伴う容量拠出金の計上等により、需給関連費が増加したことなどから、前年同期に比べ、8.8%増、293億円増加の3,647億円となりました。
 この結果、前年同期に比べ、営業利益は、119億円減益の535億円、経常利益は、87億円減益の559億円、親会社株主に帰属する中間純利益は、74億円減益の413億円となりました。
 今回の決算では、燃料価格の低下に伴う火力の発電単価の低下等はあったものの、燃料費調整額の減少に伴う収入単価の低下や原子力の稼働日数の減少等により、前年同期に比べ利益が減少しております。

【2024年度 業績予想の修正】
(詳しくは「2024年度 業績予想の修正について」をご覧ください。)

 2024年度通期の業績予想につきましては、中間決算の実績や前提諸元となる燃料価格等の見直しに伴い、需給関連収支の好転が見込まれることなどから、本日、連結および個別業績のいずれも修正を行い、公表することといたしました。

 具体的には、売上高は、前回公表に比べ、連結では、140億円減少の8,380億円、個別では、200億円減少の7,120億円と予想しております。

 損益については、前回公表に比べ、連結では、営業利益は260億円好転の700億円、経常利益は260億円好転の740億円、親会社株主に帰属する当期純利益は185億円好転の545億円となり、個別では、営業利益は150億円好転の280億円、経常利益は155億円好転の410億円、親会社株主に帰属する当期純利益は115億円好転の325億円と予想しております。

 このように、今年度の業績は、現時点では堅調に推移しておりますが、その前提となる燃料価格は、ご承知のとおり、ウクライナや中東での紛争や為替の動向などによって、先行きが不透明な状況にあります。

 このため、当社といたしましては、引き続き、国内外の様々な情勢を注視しつつ、電力の安定供給の確保に万全を期すとともに、経営の合理化・効率化にも、全力で取り組んでまいる所存であります。


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