令和7年1月29日、宮本社長が「2024年度第3四半期 連結決算の概要」について説明いたしました。
【2024年度第3四半期 連結決算の概要】
(詳しくは「2024年度第3四半期 連結決算の概要」をご覧ください。)
[電力販売]
小売販売電力量は、夏季の高気温による冷房需要の増などにより、前年同期に比べ、2.2%増の165億63百万kWhとなりました。
また、卸販売電力量は、卸電力取引所での販売が増加したことなどから、前年同期に比べ、51.6%増の92億15百万kWhとなりました。
この結果、総販売電力量は、前年同期に比べ、15.7%増の257億78百万kWhとなりました。
[電力供給]
原子力は、定期検査に伴う停止日数が増加したことから、前年同期に比べ、16.7%減の38億20百万kWhとなりました。
また、自社水力は、前年同期に比べ、2.6%増の18億47百万kWhとなり、他社からの受電は、48.4%増の146億2百万kWhとなりました。
この結果、自社火力は、前年同期に比べ、5.9%減の70億38百万kWhとなりました。
[収支]
売上高は、小売販売収入が燃料費調整額の大幅減により減少したものの、卸販売収入が販売電力量の増加や容量市場の開始に伴う容量確保契約金額の計上等から大きく増加したため、前年同期に比べ、6.9%増、398億円増収の6,179億円となりました。
営業費用につきましては、火力単価の低下はあったものの、総販売電力量の増や容量市場の開始に伴う容量拠出金の計上等により需給関連費が増加したことなどから、前年同期に比べ、10.6%増、531億円増加の5,526億円となりました。
この結果、前年同期に比べ、営業利益は、132億円減益の653億円、経常利益は、111億円減益の673億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、67億円減益の495億円となりました。
今回の決算では、燃料価格の低下に伴う火力単価の低下等はあったものの、燃料費調整額の減少に伴う収入単価の低下や原子力の稼働日数の減少等により、前年同期に比べ、減益となりました。
今後につきましては、例年1月から3月には修繕費や委託費等の検収が集中することに加え、電力販売や供給は気温や降雨の状況に大きく影響を受けること、また、国際情勢や為替の影響による燃料価格の変動リスク等もあることなどから、引き続き、実績の動向を注視してまいりたいと考えております。
いずれにしても、当社といたしましては、安定供給を大前提に、更なる合理化・効率化を進め、経営体質の強靭化を図ってまいる所存であります。