令和7年12月19日、エネルギー記者会において、宮本社長から、9月に策定した2030年度をターゲットとする「よんでんグループ中期経営計画2030」と、この計画を推進していくための「よんでんグループ人材戦略」について説明しました。
(詳しくは「よんでんグループ中期経営計画2030」および「よんでんグループ人材戦略」をご覧ください。)
【よんでんグループ中期経営計画2030】
<グループビジョンの再定義>
新中計の策定にあたり、強く意識したのは、社会のデジタル化を機に、将来、電力需要が増加に転じる可能性が生じている点であります。これまで、縮小傾向にあると見られていた電気事業が、量的にも成長が見込まれるという環境の変化は、電気事業を祖業とする我々にとって、言うまでもなく大きなビジネスチャンスであります。また、同時に、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、低炭素・脱炭素電気へのニーズも、今後ますます増加していくものと考えています。
こうした環境認識を背景に、当社では、「デジタル化による電力需要の増加トレンドへの転換」と、「脱炭素化の進展」という2つの大きな潮流を、新たな収益機会と捉え、より一層の成長を目指すという思いで、新中計を策定いたしました。
新中計では、こうした思いに加え、当社グループの存在意義やコーポレートメッセージを、従業員全員が共有できるようグループビジョンを再定義しております。
具体的には、四国を中心に70年以上事業を営んできた当社グループの存在意義として、「地域と共に」という想いはこれまでどおり大切にしつつ、「エネルギー」と「デジタル」をキーワードに目指す姿を整理いたしました。
電気を中心としたエネルギー事業、そして、グループの中核となる情報通信事業を取り巻く環境が成長基調にある中、グループ一体となって我々の強みを最大限に発揮し、「エネルギーとデジタルで未来を創造」していくことで、引き続き、皆さまの「しあわせのチカラになりたい」と考えております。
<事業展開>
現行中計では、省エネや人口減少の進展などによって、電気事業の更なる成長を描くことが難しい中、電気事業とそれ以外の事業を両輪に事業運営を進めてまいりました。
しかしながら、新中計では、事業環境の変化を見据え、電気をはじめとするエネルギー事業と情報通信事業を「コア事業」として位置付けた上で、コア事業でしっかりと収益性向上と事業規模拡大の両立を図るという事業展開を目指してまいります。
加えて、コア事業を通じて、これまで培ってきた知見や技術力、顧客基盤、多様なパートナーシップを活かして、
・国際事業などの「拡張領域」は、更なる成長を目指すポイントとして注力し、
・脱炭素電力供給・エネルギーソリューション事業は、新たな事業の柱の一つとして育成していけるよう「挑戦領域」として位置付け、
これら3つの事業領域を推進することで、お客さまや地域の皆さまに貢献するとともに、グループ全体の持続的な成長・発展を図ってまいります。
<新中計まとめ>
当社といたしましては、今後、コア事業を起点に、各事業において収益性向上を図り、キャッシュ・フローの継続的な創出と戦略的な配分を通じて、財務面の健全性維持と資本効率性の向上、安定的な株主還元を実現し、新中計で掲げた経営目標を達成してまいりたいと考えております。
【よんでんグループ人材戦略】
新中計で掲げた経営目標等の実現には、従業員がやりがいや誇りを持ち、能力を最大限に発揮していただくことが欠かせません。
こうした認識の下、従業員一人ひとりの挑戦・成長を促すと同時に、そうした従業員の取り組みを支える環境を、会社が責任を持って整備していく、という強い決意を込めて、新中計と合わせて、「よんでんグループ人材戦略」を新たに策定いたしました。
この人材戦略では、労働力人口の減少や就業意識の多様化など、人材を巡る社会情勢の変化に柔軟に対応しつつ、「エネルギーとデジタルで未来を創造する」という、当社グループが目指す姿の実現に向けて、「会社と従業員が共に成長しながら持続的に価値を創造する」ことを基本方針としております。
この方針の下、事業成長の原動力となる従業員一人ひとりが、お客さまや地域の皆さまの「しあわせのチカラになりたい。」との想いを共有しながら、経営戦略の実現に向けた挑戦を通じて成長し、新たな価値を創造していけるよう、様々な人材マネジメント施策を推進し、「組織としての収益力・創造力・総合力の最大限の発揮」と、従業員の「充実した人生の実現」を、共に目指してまいりたいと考えております。
【結び】
早いもので、今年も残すところあと僅かとなり、気づけば新しい年の足音がすぐそこまで聞こえてまいりました。
来る2026年は、当社にとりまして、本日ご説明いたしました新たな中期経営計画や人材戦略を本格的に実行していく重要なスタートの1年となります。
当社としましては、それぞれの計画や戦略で掲げた取り組みを迅速に、かつ、力強く実行していくことで、お客さまや地域の皆さまに「よんでんグループが四国にあって良かった」と心から実感していただける未来を実現していけるよう全力を尽くしてまいる所存であります。