2026年05月28日
四国電力株式会社

2026年5月 社長定例記者会見の概要

 

2026年5月28日、宮本社長が「燃料価格の動向と電気料金への影響」および「橘湾発電所の発電停止」について説明いたしました。

【燃料価格の動向と電気料金への影響】
(詳しくは「燃料価格の動向とその影響について」をご覧ください。)

 燃料価格等の動向が電気料金に与える影響についてご説明する前に、燃料費調整制度の概要について、簡単におさらいさせていただきます。

 燃料費調整制度は、火力発電に使用する燃料の価格変動、すなわち事業者の効率化努力の及ばない燃料価格や為替レートの影響を一定の基準により電気料金に毎月自動的に反映させる仕組みであり、原油・LNG・石炭それぞれの3カ月間の貿易統計価格を基に算出した平均燃料価格に応じて調整単価を算定し、2カ月後の電気料金に反映いたします。

 足元の燃料価格は、緊迫した状況が続く中東情勢の影響を受け、原油、LNG、石炭といずれの市況もイランへの軍事攻撃が開始された2月以降、上昇しております。
 また、為替についても、各国の金利政策や経済状況、イラン情勢悪化といった地政学リスクなど様々な要因により、足元では、1ドルあたり160円台に迫る水準まで下落しているため、円ベースでみた燃料価格は、より上昇しており、この結果、平均燃料価格も値上がりしております。

 本日、財務省より公表された4月分の貿易統計価格等を反映した7月分の電気料金は、平均的なモデル料金でいうと、6月分に比べ、47円上昇する見通しです。

 7月分の電気料金に反映される平均燃料価格は、2月から4月の3カ月間の貿易統計価格を基に算出されるため、4月以降の貿易統計価格の本格的な上昇影響は3分の1しか含まれておらず、値上がり幅は限定的ですが、8月分以降の電気料金については、その影響が徐々に大きくなっていくと考えております。
 また、中東情勢を巡る緊張が続く中、燃料価格の先行きを見通すことは困難ですが、仮に今後も原油価格の高騰が続き、それに伴いLNGや石炭価格もさらに上昇するようなことになれば、一層の値上がりも懸念されます。

 こうした中、当社では、先般、事務局よりお知らせしましたとおり、電気のご使用量が増える夏場にあわせて、少しでもお客さまのご負担感を軽減できるよう、電気料金に応じたポイント還元を通常の5倍に拡充するキャンペーンを実施することといたしました。

 加えて、同キャンペーンでは、足元の中東情勢を背景に効率的なエネルギー利用に対するお客さまの関心が一層高まっている状況を踏まえ、省エネの達成者に抽選で、毎月1万名に最大1万ポイントの特典を進呈することとしております。

 燃料価格の動向は、予断を許さない状況が続きますが、当社としましては、今後とも、一層のサービス多様化を通じて、お客さまの暮らしを応援するとともに、お客さまの省エネへの取り組みや効率的なエネルギー利用の支援に取り組んでまいる所存であります。

 また、国においても、物価高の対応策の一つとして、夏場の電気・ガス料金の負担軽減支援の実施が公表されております。 今後、国からの具体的な指示などを踏まえ、当社としても、お客さまのご負担軽減に繋げられるよう、同支援の実施に適切に対応してまいります。

【橘湾発電所の発電停止】
 今月26日にお知らせしたとおり、橘湾発電所は、No.4貯炭サイロの火災に起因して、石炭を貯蔵している貯炭サイロからボイラへ搬送するためのコンベヤに不具合が生じたことにより、石炭をボイラへ搬送できなくなったことから、今月13日より発電を停止しております。

 No.4貯炭サイロの火災対応にあたっては、これまで橘湾発電所の運転に支障が生じないよう細心の注意を払ってまいりましたが、このたび、このような事態に至り、皆さまにご心配をおかけしておりますことを、お詫び申し上げます。

 なお、橘湾発電所が発電を停止している間も、他の発電所の稼働増や市場からの調達等により、必要な供給力は確保できる見通しであり、電力の安定供給への影響はございません。

 当社としましては、引き続き、6月末の発電再開を目指し、一日も早い復旧に向けて全力を尽くしてまいる所存です。


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