2026年9月25日、宮本社長が「2026年度 四国エリアの夏季の電力需給実績」について説明いたしました。
【四国電力送配電従業員の鉄塔転落事案について】
はじめに今月9日に発生いたしました送電鉄塔の巡視点検中に四国電力送配電の従業員が亡くなられた事案について、一言申し上げます。
改めて、お亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆さまに対しお悔やみ申し上げます。
本件については、先日18日に四国電力送配電が公表したとおり、現在、社外の弁護士にもご協力をいただきながら社内調査を進めておりますが、より一層、調査に係る独立性と中立性を確保する観点から、今後、社内調査とは別に、第三者委員会を設置し、客観的な調査や徹底的な事実解明・原因究明等を行ってまいる所存であります。
私どもとしましては、今後、第三者委員会の調査結果等も踏まえたうえで、二度とこのような事案が発生することのないよう、必要な再発防止策を講じてまいります。
【今夏の電力需給実績について】
(詳しくは「2026年度 四国エリアの夏季の電力需給実績について」をご覧ください。)
今夏の四国を含む西日本エリアの電力需給については、10年に一度の猛暑を想定した電力需要に対しても、概ね10%程度の予備率を確保できる見通しでありましたが、当社グループでは、想定を超える需要増加や予期せぬ発電設備のトラブルなど、不測の事態は常に起こり得るものとの認識の下、設備の運転・保守や燃料の安定調達・在庫管理などに万全を期して、今夏の電力供給に臨んでまいりました。
7月10日の梅雨明け以降の4県都平均の最高気温の推移については、平年を上回る日が多く、昨年同様に今夏は猛暑であったことが見てとれます。
梅雨明け以降、8月頭までは、前年値を上回る日が多くなっており、四国4県都平均の最高気温が37.1℃となった8月3日には、猛暑による冷房需要の増加などから、13時から14時の間に今夏の最大電力を記録し、前年を13万kW程度上回る501万8千kWとなりました。これは、至近10か年では中程度の水準であります。
一方、供給面では、梅雨明け以降、猛暑が続く中で降雨も極端に少なく、水力発電所の出力低下や規模の小さい自流式の発電所の一部停止などにより、水力発電電力量は例年を大きく下回っておりますが、伊方3号機をはじめとする主要電源が総じて安定的に稼働したことなどから、これまでのところ、今夏は安定した需給運用を維持できております。(渇水による水力発電電力量への影響については、「出水率の推移および渇水による当社水力発電所への影響について」をご覧ください。)
今夏の渇水の影響は、四国の水がめである早明浦ダムにも大きく及んでおり、貯水量の大幅な減少に伴い、香川県および徳島県において厳しい取水制限が続いております。今後、仮に渇水が続き、利用水量が枯渇した場合には、発電用水を生活用水に転用することが予定されており、当社としても、これにできる限り協力してまいる所存であります。
9月も終盤を迎えましたが、依然として厳しい暑さが続いております。当社としましては、渇水状況が一日も早く改善されることを願いつつ、引き続き、気を緩めることなく、設備の運転・保守等に万全を期し、電力の安定供給に全力を尽くしてまいります。
【訪問対話活動について】
当社は、伊方発電所周辺地域にお住まいの皆さまを訪問し、伊方発電所に対するご意見やご質問をお伺いする「訪問対話活動」を、今月28日から実施いたします。
本活動は、当社にとって、地域の皆さまの声をフェイス・トゥ・フェイスでお伺いできる大変貴重な機会であり、昭和63年に開始して以来、今回で通算41回目となります。今年度も、来月下旬までの期間に、伊方発電所周辺20km圏内にお住いの約2万4千世帯のご家庭を社員が訪問させて頂き、発電所の取り組み等について丁寧にご説明させていただくとともに、地域の皆さまから直接ご意見やご質問をお伺いすることで、今後の発電所運営に活かしてまいりたいと考えております。
当社としましては、こうした活動の継続的な実施とともに、引き続き「えひめ方式」による情報公開を徹底するなどにより、発電所運営の礎である地域の皆さまとの信頼関係を一層確かなものとしながら、伊方発電所の安全・安定運転を継続してまいる所存であります。