2012年10月23日
四国電力株式会社

風力購入枠の設定に関する一部報道について

 

本日、一部報道機関において、「原子力の稼働率は年間6~8割程度であるにも拘わらず、当社を含む電力6社は、フル稼働を織り込み、風力発電の購入枠を過少に設定している」旨の報道がありましたが、これに対する当社の見解は以下のとおりです。

  • 風力発電は風況により出力が大きく変動するため、周波数や需給運用など電力系統に影響を及ぼすことが懸念されます。このため、当社では、風力の出力変動に対応できる火力の発電量等を踏まえ、電力品質や安定供給に影響を及ぼさない範囲で連系量を設定しています。
  • 記事では、原子力の定期検査中は、火力の発電量が増加するため、その分、風力の購入枠を増加させることができるかのように指摘されておりますが、年間を通じて受電する風力について、一時的な火力の増加(原子力の定期検査)を織り込んで購入枠を設定することは困難と考えており、過少に設定しているという事実はありません。
  • 当社では、現在、連系線を活用した風力導入拡大に向けた取り組みを進めているところであり、今後とも、再生可能エネルギーの利用拡大の観点から、連系量の拡大に向けて検討を継続してまいります。

以上



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