平成14年4月19日
四国電力株式会社
伊方発電所第1号機定期検査中の
原子炉格納容器サンプの水位上昇について
伊方発電所第1号機は、第20回定期検査中(一次冷却材系統の昇温・昇圧中)のところ、昨日17時21分頃、原子炉格納容器サンプBの水位上昇を示す信号等が発信し、一次冷却材が同サンプに流入していることを確認しました。
また、同日17時33分、一次冷却材ポンプAの軸振動が大きいことを示す信号が発信したため、直ちに当該ポンプを停止しました。その後、一次冷却材配管ドレン弁の増し締めを行ったところ、同日20時00分、一次冷却材の同サンプへの流入が停止していることを確認しました。
さらに、格納容器内の調査を実施した結果、機器・配管から漏えいがないことを確認しました。今後、一次冷却材ポンプAのシール部点検等を実施いたします。
なお、現在、プラントは低温停止状態にあります。
本事象による環境への放射能の影響はありません。
本件は、国の法律・通達に基づく報告事象に該当するものではありません。
以 上(参考)
○原子炉格納容器サンプ
原子炉格納容器内の系統内外で生じた漏えい水、ドレン水、結露水などを集めるために原子炉格納容器の最下部に設置しているタンク。
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