平成14年 6月21日
四国電力株式会社
伊方発電所第2号機格納容器排気筒モニタのフィルタ目詰まりについて
伊方発電所第2号機(加圧水型、56万6千キロワット)は通常運転中のところ、6月20日5時35分頃、1・2号機の中央制御室において、2号機格納容器排気筒ガスモニタ(予備用)の故障を示す信号が発信し、当該モニタが停止しました。
その後の調査中、当該モニタと同じ個所を測定している通常監視用のモニタについても同様に停止しました。点検の結果、両モニタそれぞれの入口に設置しているフィルタに詰まりが生じ、測定用空気が流れにくくなったため、モニタが停止したものでした。そのため、当該フィルタの取替を行い、6月20日7時10分頃、両モニタとも復旧しました。
なお、運転中は格納容器を隔離しているため、通常格納容器排気筒からの排気は行っていないことから、プラントの運転および環境への放射能の影響はありません。その後の調査の結果、取り替えたフィルタは、捕集面が付着物により黒く汚れているものの、顕微鏡観察や付着物の成分分析の結果からは特に問題となるものは観察されませんでした。また当面の対策として、2号機の格納容器排気筒は、通常運転中は空気の流れがなく、塵埃等が滞留しやすい状況にあることから、当該フィルタの交換頻度を月1回から月2回に変更することと致します。
本件は、国の法律・通達に基づく報告事象に該当する事象ではありません。
(参 考)
- 格納容器排気筒ガスモニタ
格納容器排気筒から放出される空気中の放射性ガス濃度を連続測定している放射線ガスモニタで、通常監視用と予備用の2つのモニタを設置している。以 上
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