平成15年2月19日
四国電力株式会社



伊方発電所第1号機体積制御タンク出口配管のほう酸析出について



 伊方発電所第1号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)は、通常運転中のところ、昨日14時5分頃、補助建屋内にある体積制御タンク出口配管に設置している予備の接続部に1次冷却材がにじみ出したためにできたと思われるほう酸が付着していることを保修員が発見しました。

 ほう酸を取り除いて調査を実施したところ、漏えいは既に停止しており、肉眼で確認できる欠陥はありませんでした。このことから、今回の事象は、当該接続部に微小な貫通が発生したものと推定されます。このため、当該接続部についてエポキシ樹脂による補修を行いました。
 なお、次回定検時に、詳細な調査を実施いたします。

 本事象によるプラントの運転への影響はありません。また、環境への放射能の影響もありません。

 本件は、国の法律・通達に基づく報告対象に該当する事象ではありません。

(参考)
体積制御タンク
1次冷却系統より抽出した冷却材を浄化し、再び1次冷却系統に戻す系統に設置しているタンクで、1次冷却系統のほう素濃度調整等による体積変動を吸収している。



添付資料−1 伊方発電所第1号機体積制御タンク出口配管位置図 (非公開)
添付資料−2 伊方発電所第1号機体積制御タンク出口配管ほう酸付着部及び補修概略図



以 上


添付資料−2

伊方発電所第1号機体積制御タンク出口配管
ほう酸付着部及び補修概略図









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