平成15年4月25日
四国電力株式会社



西条発電所における木質バイオマスを利用した発電試験について



 当社は、製材過程で発生する樹皮などの木材副産物を燃料として有効利用するとともに、化石燃料の消費量を抑制し、それに伴うCO2排出量の削減を図る観点から、発電用燃料に木質バイオマスエネルギーを利用する研究を進めてまいりましたが、このたび、当社石炭火力である西条発電所において、実際に木質バイオマスを石炭と最大で3%混合して燃焼し、発電する実証試験を行うことといたしました。本件は、事業用火力発電所における木質バイオマスの利用としては、全国で初の事例であります。


1.試験スケジュール
 
2.試験内容
  西条発電所の燃料として利用するために、下記の項目を確認する。
  (1) 木質バイオマスが既設微粉炭機で微粉に粉砕できること
(2) 木質バイオマスが既設ボイラで効率よく燃焼できること
(3) 木質バイオマスを燃焼した際に環境に影響を与えないこと
 
3.試験工程
 
4.CO2削減量など
  現段階において、西条発電所近郊の資源量からみて安定的に調達できる木質バイオマス1.3万t/年を発電用燃料として利用した場合のCO2排出削減量などは以下のとおり。
 
5.今後のスケジュール
  平成15年度に実施する実証試験も踏まえて、必要な措置を講じ、平成17年度の本格運用を目指していく。
 
(参考)西条発電所の概要



以 上

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