平成15年5月17日
四国電力株式会社



伊方発電所第1号機 定期検査中の不具合について



 伊方発電所第1号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)は、4月27日より第21回定期検査を実施中のところ、原子炉補助建家内にある「ほう酸注入タンク出口弁」の液体浸透探傷検査において、5月16日18時05分頃、当該弁の弁体のシート部に傷が認められました。

 このため、当該弁の弁体を、本定期検査中に新品に取り替えることと致します。

 本事象による、環境への放射能の影響はありません。

 本事象は、国の法律・通達に基づく報告事象に該当するものではありません。

(参考)
ほう酸注入タンク
 非常用炉心冷却装置(ECCS)を構成する機器の一つで、核反応の抑制材であるほう酸水を蓄えているタンク。
 事故時において、高圧注入ポンプにより原子炉容器内に同タンクのほう酸水を注入し、原子炉の核反応を抑制する。
液体浸透探傷検査
 材料表面に液体を塗布し、その後現像液により傷に浸透した液体を表面ににじみ出させて、目視では確認できないような微細な傷を検出する検査。



添付資料−1 伊方発電所第1号機ほう酸注入タンク出口弁位置図 (非公開)
添付資料−2 伊方発電所第1号機ほう酸注入タンク廻り概略系統図
添付資料−3 伊方発電所第1号機ほう酸注入タンク出口弁構造図


以 上


添付資料−2










添付資料−3









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