平成15年7月3日
四国電力株式会社
伊方発電所1号機 定期検査中の不具合について
伊方発電所1号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)は、4月27日より第21回定期検査を実施中のところ、7月3日12時50分頃、一次冷却系統耐圧漏えい検査において、加圧器安全弁から加圧器逃がしタンクへ僅かな一次冷却材の流入が確認されたため、漏えい検査を中止し、降温降圧を開始しました。
今後、加圧器安全弁の点検を行った後、再度、漏えい検査を実施する予定です。
本事象による、環境への放射能の影響はありません。
本事象は、国の法律・通達に基づく報告事象に該当するものではありません。
(参考) ○ 一次冷却系統耐圧漏えい検査
一次冷却系統に運転中の圧力以上の圧力をかけて、系統からの漏えいがないことを確認する検査。○ 加圧器安全弁
運転中に一次冷却系統の圧力が上昇した場合に自動的に開き、系統内の圧力を降下させるための装置。
なお、検査中は、高温高圧状態を維持するために、自動的に開とならないための措置を講じている。
添付資料−1 伊方発電所1号機加圧器安全弁位置図 (非公開) 添付資料−2 伊方発電所1号機1次冷却系統概略図
以 上
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