平成15年7月13日
四国電力株式会社


伊方発電所1号機の送電開始について

 伊方発電所1号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力56万6千キロワット)は、4月27日から第21回定期検査を実施しておりますが、7月13日18時30分、送電を開始しましたのでお知らせいたします。

 今後、徐々に出力を上げながら各種試験を行い、7月22日頃には100%出力に達し、8月6日、経済産業省の総合負荷性能検査を受けて、定期検査を終了する予定です。

1.伊方1号機21回定検実績

定検開始:

平成15年 4月27日

臨    界:

平成15年 7月11日

送電開始:

平成15年 7月13日(停止日数78日)

 

2.送電開始後の主な検査

主 な 検 査 名

検  査  概  要

炉心特性確認検査
(社内検査)

原子炉内の核分裂の状況および主要な運転データなどを測定し、原子炉が所定の性能を有していることを確認する。
(プラント出力 50%、75%、100%出力)

ヒートバランス検査
(社内検査)

定格熱出力で運転中、プラント全体の熱のバランスを測定し、プラントが所定の性能を有していることを確認する。

総合負荷性能検査
(国の検査)

定格熱出力で運転を行い、各設備の運転データなどが正常であることを確認し、プラントが安定して運転できることを総合的に確認する。

   

3.定期検査中に実施した主な工事等

(1)

燃料集合体の取り替え
燃料集合体全数121体のうち、36体を新燃料に取り替えた。

   

(2)

1次系配管取替工事
配管溶接部の信頼性向上等を図る観点から、抽出ライン、余熱除去ライン等の配管の材質変更を行うとともに、あわせて弁の取り替えを行った。(添付資料−1参照)

   

(3)

出力領域計測装置検出器取替工事
信頼性維持の観点から、炉外核計測装置のうち出力領域計測装置の検出器(総数8個のうちの4個)について定期的な取り替えを行った。(添付資料−1参照)

   

(4)

タービン発電機架台振動測定装置等設置工事
タービン発電機架台の管理強化を図る観点から、振動計、地震計および温湿度計を設置することとし、現在までにケーブル敷設、据付架台の設置を完了した。今後、7月末までに計器本体の据付調整を行う。(添付資料−2参照)


添付資料−1 伊方1号機1次系概略系統図
添付資料−2 伊方1号機タービン発電機架台振動計等設置概略図



以 上

添付資料−1









添付資料−2









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