平成15年12月4日
四国電力株式会社
坂出発電所の排煙脱硫装置更新工事の完了について
当社は、平成13年6月より、坂出発電所の3号機に設置している、排ガスの硫黄酸化物(SOx)を除去する排煙脱硫装置の更新工事を進めてきましたが、本日、完工し、同装置の運転を開始いたしました。
今回の工事は、昭和50年10月から運用していた旧装置が老朽化したため進めてきたものであり、最新式の排煙脱硫装置に更新いたしました。これにより、坂出発電所におけるSOxの総排出量は、更新前の630m3N/hから554m3N/h以下に低減いたします。
注.m3N…0℃ 1気圧の体積。Nはノーマルの意味。 また、今回の装置では、蓄熱型回転式熱交換器の採用により、排熱を再利用するなど、エネルギー効率を高めており、CO2排出量は、旧装置と比べて年間約2.0万トン減少いたします。
当社は、従来から環境保全を経営の最重要課題の一つとして捉え、電力供給設備等の開発・運用・保守の各段階において、きめ細かな対策を推進しています。
○坂出発電所3号機 排煙脱硫装置の概要 ○工事工程 ○設置工事費 約50億円 (参考)坂出発電所の概要
以 上
新しくなった坂出発電所の排煙脱硫装置
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