平成16年11月30日
四国電力株式会社



日本温暖化ガス削減基金への出資について



 当社は、このほど、国際協力銀行、日本政策投資銀行および国内の企業が参加する「日本温暖化ガス削減基金(JGRF:Japan GHG Reduction Fund)」に、300万ドルを出資することといたしました。
 これにより、2008年から2012年までの京都議定書の第一約束期間において、50万t-CO2程度のCO排出削減クレジットが獲得できると期待しております。

 今回設立される「日本温暖化ガス削減基金」は、わが国初の炭素基金であります。

 当社は、従来から地球温暖化などの環境問題を経営の重要課題の一つとして位置づけ、原子力発電を中心とした電源の多様化、発電効率の向上、新エネルギーの活用、送電・配電ロスの低減など、あらゆる設備、運用面での対策に積極的に取り組んでおります。
 さらに、2010年度には、坂出発電所において環境負荷の小さいLNG火力の導入を予定するとともに、来年度には、西条発電所において発電用燃料として木質バイオマスを本格導入することで準備を進めております。

 一方で、「京都メカニズム」を活用した取り組みについても実施しており、今回の「日本温暖化ガス削減基金」の他にも、既に世界銀行の「炭素基金(Prototype Carbon Fund)」に参加するなど、海外プロジェクトへの協力によるCO排出削減クレジット取得にも鋭意取り組んでおります。

 当社としては、今後とも、地球温暖化対策・環境保全への自主的かつ積極的な取り組みを推進してまいります。



以 上

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