平成16年12月24日
四国電力株式会社
伊方発電所2号機復水器D水室における微量の海水漏えいについて
通常運転中の伊方発電所2号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)において、本日、7時50分頃、復水器D水室内の海水の漏えいを示す電導度の上昇が確認されました。
海水の漏えい量は微少であり、今後、漏えい箇所の特定を行い、漏えいの低減措置を実施するとともに、監視強化を行います。
なお、漏えいした海水は、復水中の塩分等を取り除く復水脱塩装置により除去されるため、運転上の問題はありません。本事象による環境への放射能の影響はありません。
(参 考) 復水器: 細管内に海水を通して低圧タービンから出た蒸気を冷却し、再び復水(2次冷却水)に戻す機器。 復水器は4つの水室で構成されている。 電導度: 電気抵抗の逆数。復水器細管から海水が復水に混入すると電気抵抗が小さくなり、電導度が上昇する。
以 上
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