平成17年1月21日
四国電力株式会社



西条発電所における木質バイオマスの本格導入について



 当社では、従来から地球温暖化などの環境問題への対応を経営の重要課題の一つに位置づけ、積極的に取り組んできております。
 こうした取り組みの一環として、当社では、発電用燃料に木質バイオマスを利用する研究を進めてまいりました。
 平成15年度には、当社石炭火力発電所である西条発電所において、実際に木質バイオマスを石炭と混焼して発電する実証試験を実施いたしました。その結果、良好な成果が得られたことから、17年度から本格導入することといたしました。
 現在は、発電所構内での木質バイオマス貯蔵装置等の設置や関係官庁への諸手続きを行っており、1、2号機ともに本年6月から試運転を開始し、7月から本格導入を予定しております。
 なお、電気事業用火力発電所における木質バイオマスの本格導入は、西条発電所が全国で初の事例であります。

1.対象設備
  西条発電所1号機(混焼率 2.0%以下)、同2号機(混焼率 3.0%以下)

2.木質バイオマス使用量
  約15,000t/年

3.CO2削減量など
  

(図)木質バイオマス混焼までの過程
  

(参考)西条発電所の概要
  

以 上

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