平成17年2月10日
四国電力株式会社


伊方発電所3号機第8回定期検査の実施について


 伊方発電所3号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力89万キロワット)は、2月13日から約1.5ヶ月運転を停止し、第8回定期検査を以下のとおり実施する予定です。

1.主なスケジュール
  定検開始日  :平成17年 2月13日
  送電開始日 :平成17年 3月26日
  定検終了日 :平成17年 4月20日

2.定期検査で行う検査件数(定期事業者検査)
  100件

3.検査を実施する主な設備
  原子炉および原子炉冷却設備
  原子炉計測制御設備
  燃料設備
  原子炉格納設備
  放射線管理設備
  廃棄物処理設備
  非常用予備電源設備
  タービン、発電機および付属設備

4.燃料集合体の取替
   燃料集合体全数157体のうち、54体を取り替える予定。今回から、取替燃料に高燃焼度燃料を採用する。

5.定期検査中に実施する主要な工事等

  (1)高燃焼度燃料の導入に伴う工事
    運用するほう酸水が従来より多くなることから、ほう酸濃縮液タンク(1基)を新たに設置する。

  (2)超音波式主給水流量計設置工事
   熱出力管理の精度向上を図るため、蒸気発生器への主給水配管に高精度の超音波式主給水流量計を設置する。

  (3)ステンレス配管点検
   平成15年6月に発生した「1号機安全注入系統テストライン配管のひび」に鑑み、『常温で高温流体が流入する可能性がないため、塩化ビニールテープによる塩化物応力腐食割れの可能性はないが、漏えいが発生すると原子炉の運転に支障を及ぼす系統および放射能を含む系統で未点検の範囲』について、塩化物応力腐食割れに関する点検を今回と次回の定期検査にかけて計画的に実施する。
 また、平成16年5月に発生した「2号機余熱除去系統配管のひび」に鑑み、『過去にテープを除去したままで健全性を確認していない可能性がある箇所』の点検を今回と次回の定期検査にかけて計画的に実施する。



以 上

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