平成17年5月11日
四国電力株式会社


伊方発電所3号機の定期検査の終了について
 

 伊方発電所3号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力89万キロワット)は、本日、17時00分、経済産業省による総合負荷性能検査に合格し、第8回定期検査を終了いたしました。


以 上




1.伊方3号機第8回定期検査実績
定検開始: 平成17年 2月13日
臨    界: 平成17年 3月29日
送電開始: 平成17年 3月31日(停止日数47日)
100%電気出力: 平成17年 4月 3日
定格熱出力: 平成17年 4月 4日
定検終了: 平成17年 5月11日(定検開始後88日目)
 
2.定期検査中に実施した主要な工事等
(1) 高燃焼度燃料の導入に伴う工事
 運用するほう酸水が従来より多くなることから、ほう酸濃縮液タンク(1基)を新たに設置した。
   
(2) 超音波式主給水流量計設置工事
 熱出力管理の精度向上を図るため、蒸気発生器への主給水配管に高精度の超音波式主給水流量計を設置した。
   
(3) ステンレス配管点検
 平成15年6月に発生した「1号機安全注入系統テストライン配管のひび」に鑑み、『常温で高温流体が流入する可能性がないため、塩化ビニールテープによる塩化物応力腐食割れの可能性はないが、漏えいが発生すると原子炉の運転に支障を及ぼす系統および放射能を含む系統で未点検の範囲』について、塩化物応力腐食割れに関する点検を今回と次回の定期検査にかけて行うこととし、今回の点検は終了した。
 また、平成16年5月に発生した「2号機余熱除去系統配管のひび」に鑑み、『過去にテープを除去したままで健全性を確認していない可能性がある箇所』の点検についても今回と次回の定期検査にかけて行うこととし、今回の点検は終了した。


以 上
添付資料 伊方3号機 定期検査中に実施した主要な工事

添付資料


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