第18回定期検査中の伊方2号機において、余熱除去系統の配管取替工事のため取替範囲外にある配管を支えている構造物を取り外したところ、11月10日、当該支持構造物に隠れている部分の配管にサビ状のものが見られました。
このため、当該箇所の液体浸透探傷検査を実施した結果、14時30分頃、欠陥指示(最大約12mm)が確認されました。なお、当該箇所からの漏えいの痕跡はありません。
(11月10日にお知らせ済み)
その後、当該箇所の配管を切り出して調査した結果、ひび割れが確認され、ひび割れは配管表面から最大3.1mmの深さまで進展しておりましたが、当該配管の残り厚さが14.6mmあり、強度上必要とされる厚さ(12.91mm)を満足していることから、当該配管の強度に問題はありませんでした。
また、ひび割れについて、金属組織の詳細調査を行った結果、塩化物応力腐食割れによるものと推定されました。
今後、当該箇所の配管を新品に取り替えるとともに、塩化物応力腐食割れの発生した原因について調査を行い、必要な対策を講じることといたします。
本事象は、法律に基づく国への報告事象ではありません。
(参 考)
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