第18回定期検査の調整運転中の伊方発電所2号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)において、2月14日22時44分、1次冷却材ポンプの封水注入流量の指示低下を示す信号が発信しました。
このため、調査を行ったところ、1次冷却材ポンプに封水を注入している充てんポンプの内、B号機の出口にある逃がし弁に不具合があることが確認されました。
事象発生後、充てんポンプA号機1台で運転しており、プラント運転には影響はありません。
なお、充てんポンプC号機の逃がし弁にも微少なシートリークの徴候が確認されておりますが、運転には支障はありません。
本事象による環境への放射能の影響はありません。
(平成18年2月15日お知らせ済み)
その後、当該弁を分解点検し、部品取替及び手入れを実施した後、ポンプの運転状態を確認した上で、本日、10時30分、復旧いたしました。
また、分解点検の過程において、当該逃がし弁のシート面に傷が確認されたことなどから、念のため、今後、ポンプA,C号機の出口逃がし弁についても分解点検を行い、本件事象の原因調査を行います。
本件は、法律に基づく国への報告事象に該当するものではありません。
(参 考)
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