平成18年3月28日
四国電力株式会社

ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料の採用に係る原子炉設置変更許可について

  当社は、平成16年11月1日、経済産業大臣に対し、伊方発電所3号機におけるウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料の採用に係る原子炉設置変更許可申請を行いました。その後、国の審査を経て、本日、同申請に係る許可をいただきましたのでお知らせします。

  当社といたしましては、プルサーマル計画の導入にあたっては、何よりも地元の皆さまのご理解を得ながら進めていくことが重要と考えており、2010年度までの導入を目指し、今後とも理解活動に努めてまいります。

(主要経緯)

平成16年5月10日
安全協定に基づく愛媛県・伊方町への事前協議申し入れ
〃   11月  1日
愛媛県・伊方町が申請了解
 
原子炉設置変更許可申請
平成17年7月27日
原子力安全・保安院による審査(一次審査)終了
 
経済産業大臣から原子力委員会および原子力安全委員会へ
 
諮問(二次審査)
平成18年3月16日
原子力安全委員会(答申)
〃   3月20日
原子力委員会(答申)
〃   3月28日
経済産業大臣より許可


(別紙)伊方発電所3号機におけるMOX燃料の概要について



以 上



(別紙)

伊方発電所3号機におけるMOX燃料の概要について

MOX燃料の概要

 

MOX燃料

ウラン燃料(参考)

ペレット

ウラン・プルトニウム混合
酸化物焼結ペレット

二酸化ウラン焼結ペレット

プルトニウムの割合

集合体平均:約6%*1

ステップ1ウラン燃料の
燃焼能力相当に設定

ウラン濃縮度:4.8%[ステップ2]
(従来の[ステップ1]は4.1%)

燃焼度制限値*2

45,000MWd/t

55,000MWd/t[ステップ2]
(従来の[ステップ1]は48,000MWd/t)

使用体数

原子炉内燃料157体中
40体以下
(使用割合:約1/4以下)

157体

*1:核分裂しやすいプルトニウム(Pu239,Pu241)の割合。
*2:1トンの燃料(ウランおよびプルトニウム)がどれくらいの熱量を出すかを示す指標。

燃料概略図および原子炉内配置図



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