平成18年5月19日
四国電力株式会社

託送供給約款の変更届出について

当社は、特定規模電気事業者の方が当社の送配電ネットワークをご利用いただく場合の料金について本年7月1日より引き下げを実施することとし、本日、「託送供給約款」の変更を経済産業大臣に届出いたしました。

今回の引き下げは、昨年10月に「原子力発電における使用済燃料の再処理等のための積立金の積立て及び管理に関する法律」が新たに施行され、使用済燃料の再処理等に係る費用のうち既発電分に対応する費用を託送料金として申し受ける制度が整備されたことから、この制度を託送料金に反映するとともに、さらなる経営効率化の成果を織り込むことにより実施するものです。

新料金は、平成18年度の1年間を原価算定期間とし、託送供給約款料金算定規則に基づき算定した結果、接続送電サービス料金の平均単価は、特別高圧供給の場合で1.82円/kWh、高圧供給の場合で4.61円/kWhとなり、それぞれ現行料金と比べて▲0.03円/kWh(▲1.62％)、▲0.25円/kWh(▲5.14％)の引き下げとなります。

◇ 接続送電サービス料金の引き下げ率（平均単価）

	新料金平均単価（円/kWh)	現行平均単価（円/kWh）	引き下げ単価（円/kWh）	引き下げ率（％）
特別高圧	1.82	1.85	▲0.03	▲1.62％
高圧	4.61	4.86	▲0.25	▲5.14％

(注)	単価は、新旧いずれも消費税等相当額を含まない。

なお、新料金には、使用済燃料の再処理等に係る費用のうち既発電分に対応する費用（特別高圧供給、高圧供給ともに0.14円/kWh、消費税等相当額を含むと0.15円/kWh)が含まれています。

1 接続送電サービス料金

電気を託送する際の送配電ネットワーク利用料金（接続送電サービス料金）については、現行と同様、特別高圧・高圧それぞれに「標準接続送電サービス」と「時間帯別接続送電サービス」の2種類のメニューを設定しております。

◇ 料金表

(円/kW・月，円/kWh)

				新料金 (消費税等相当額を含む)	現行料金 (消費税等相当額を含む)
特別高圧	標準	基本料金		493.50	509.25
		電力量料金		1.05	1.12
	時間帯別	基本料金		493.50	509.25
		電力量料金	昼間	1.20	1.38
			夜間	0.85	0.79
高圧	標準	基本料金		640.50	661.50
		電力量料金		2.58	2.70
	時間帯別	基本料金		640.50	661.50
		電力量料金	昼間	2.94	3.12
			夜間	2.12	2.16

(注)	基本料金は1月につき、1kW当たりの料金(円/kW･月)、電力量料金は1kWh当たりの料金(円/kWh)。新料金には、使用済燃料の再処理等に係る費用のうち既発電分に対応する費用として、特別高圧供給、高圧供給ともに0.15円/kWh(消費税等相当額を含む)が含まれています。

2 不足供給料金

特定規模電気事業者の発電機故障や需要急増に伴う電力不足を当社がバックアップ供給する際の料金（不足供給料金）については、不足電力の幅に応じて3段階の料金を設定しております。

◇ 料金表

				新料金 (消費税等相当額を含む)	現行料金 (消費税等相当額を含む)
標準変動範囲内電力料金 (3％以内)				8.91	9.31
選択変動範囲内電力料金（3～10％の間の選択制）	基本料金			1,107.75	1,107.75
	電力量料金	昼間	夏季	19.12	19.22
			その他季	13.30	13.40
		夜間		11.51	11.60
変動範囲超過電力料金（上記を超える不足）	電力量料金	昼間	夏季	94.14	94.30
			その他季	59.36	59.48
		夜間		48.65	48.77

(注)	基本料金は1月につき、1kW当たりの料金(円/kW･月)、電力量料金は1kWh当たりの料金(円/kWh)。標準変動範囲内電力料金は、接続送電サービスの契約電力の3％以内の不足分に適用されます。選択変動範囲内電力料金は、特定規模電気事業者の方が同3～10％の範囲内で選択した不足分に適用されます。変動範囲超過電力料金は、上記で選択した幅を超える不足分に適用されます。

3 実施日

平成18年7月1日

以上

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