平成18年6月7日
四国電力株式会社

伊方発電所1号機の手動停止について(続報)
−湿分分離加熱器Bの点検状況−

   伊方発電所1号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)は、通常運転中のところ、6月5日9時30分頃、二次系の湿分分離加熱器Bの音が通常と異なることに運転員が気づき、10時30分、保修員が、当該湿分分離加熱器の胴体内部から異音がしているのを確認しました。
  このため、当該湿分分離加熱器の点検を行うため、10時50分から出力降下を開始し、11時49分発電機を解列しました。念のため原子炉も停止しました。
  本事象による外部への放射能の影響はありません。

  [6月5日にお知らせ済み]

  本日早朝から目視点検を開始し、当該湿分分離加熱器の内部の蒸気入口付近にある蒸気整流板の溶接部に割れが確認されました。

  今後、引き続き、点検を実施するとともに、原因調査を行います。

(参  考)

○湿分分離加熱器
高圧タービンで使用した蒸気を低圧タービンでもう一度使えるように、蒸気の湿分を取り除き、温度を上げる設備。A、B、C、D4台設置している。


以 上

添付資料−伊方発電所第1号機  湿分分離加熱器1B概要図




添付資料


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